GW真っ只中ですが、読者の皆様はいかがお過ごしですか? こんなに長いあいだ休んでしまって、週明けから会社にフツーにいけるんですか?心配になりますね。はい、大きなお世話でしたね。GWの最中ですが今回もヤリますよ。お題はニコンFG-20としてみました。
このカメラのことはご存知ですか? 調べてみると海外では1979年に発売しているみたいですね。EMと同じなのか。日本国内では1984年の登場のようです。当初はEMと同じで輸出専用機だったのかなあ、これを国内にも売るようにしたわけです。ベースカメラはEMになりますね。
ニコンレンズシリーズE50mm F1.8が出てきましたので装着してみました。このレンズ国内発売されてません。本機には「プログラムAE」はないので使う意味はありませんけど。
ボディの背面です。廉価モデルの象徴である四角いアイピースですね。EMとFGと同じです。丸にしてもいいと思うな。視度補正レンズとかも専用のヤツを使わないと。丸型のものを装着するためのアダプターとかありましたっけか?
EMにシャッターダイヤルを設けて、マニュアルでのシャッタースピード設定を可能にしております。前回取り上げたFGも同様のコンセプトですが、プログラムAEを省略したものという考え方もできます。EMとFGの中間機種ですね、なんか中途半端ですね。
EMとFGとFG-20はほとんど同じサイズ、3兄弟ですのでワインダーとかモータードライブMD-14とか共用することができますね。
モータードライブMD-14を装着してみましたが、筆者は数回しかこれを使用したことがありません。モードラ本体にシャッターボタンがないので使いづらいんですよね。
わざわざ小さいカメラをモードラつけてデカく重くしてどうすんだよお前は。と非難されるかもしれませんので装着にあたっては周辺を見渡す注意が必要になります。
ちなみにモードラをつけてもシャッターボタンは本体側を使用しますので、筆者の手は小さく、短い指なのでツリそうですぜ。ツッたらどうしてくれるのだ。
ファインダー内表示は指針式ですので、EMと同じですね。FGのように赤色LEDがチカチカして目ざわりになることはありません。マニュアル露出時のメーターは適正露出読みとり方式になります。
逆光補正ボタンですね。マニュアル設定できるんだからいらねえんじゃねえかと思うけど、つけたかったんでしょうね。
指針が示したシャッタースピードと同じシャッタースピードに設定する、あるいは設定したシャッタースピードの値を示す位置にまで絞りを動かせば適正露出になるって寸法ですよ奥さん。でもね、いずれにしろメーターで示した同じシャッタースピードに設定するならば、AEで撮っても同じだから芸はないと思うぞ。
シャッターダイヤルのA位置にはスピーカーのアイコンもあって、警告音を出したい人はこちらに設定せよということみたいです。
フィルム巻き上げレバーは中折れ式ですね。小刻み巻き上げも可能で、フィルム装填しても素晴らしく軽いです。偉いです。機構設計した方と握手したいですね。だからニコンFEよりこちらを肩入れしたくなるわけです。左上の白いボタンはAポジションのロック解除ボタンです。
カメラを被写体に向けると、良い写真になりそうもない時には警告音が鳴りますので慎重にフレーミングする必要があります。もちろん嘘ですから信じないでください。
おそらく警告音は低速時の手ブレ警告だと思います。警告音を発するシャッタースピードの限界値は幾つかな、面倒なので調べてません。警告音が鳴るのはEMと同じですが、EMは警告音をオフにできないですよね。
筆者は年寄りなんで、モスキート音がまったく聞こえません。警告音も聞こえないだろうと安心してたら聞こえてイラっとしました。使用するにあたり警告音オフは忘れないようにしてください。
ファインダー倍率は大きくて見やすいですね。これは高く評価すべきです。ネーミングの「20」は何を意味するのでしょうか?いちおう調べてはみたのですが、よくわかりませんでした。ご存知の方、教えてください。
基本は絞り優先AEで使うカメラなんでしょうけどね、ASA/ISOダイヤルのところにはEMと同様に露光補正指標がありませんね、つけ忘れたのでしょうか。気持ちが入っていないのでしょうか。コストダウンのためでしょうか。それとも、カメラ前にある逆光補正ボタンを押せばすべて解決だと思ったのでしょうか。多くのユーザーはカラーネガしか使わねえんだから大丈夫だろということじゃないかと思われます。いかんなあポジフィルムだって使う人がいるかもしれないじゃないですか。
ASA/ISOダイヤルです。設定レンジが狭い。けどフィルムなら別に問題はないですが、露光補正指標はないですね。補正したいやつはマニュアル露出にしろということなんでしょうね。でもFGには露光補正指標あるぞ、1/2刻みで粗いけど。
あとね、セルフタイマーレバーがボディに対して水平のところに位置していますね。なんでこんなことするんでしょうか。やってみたかったのかな。素直にEMとかFGなどと同じにしておけばコスト下げられたんじゃないですかねえ。ま、デザイナーさんがやってみたかったのかな?あ、もしかするとFG-20もEMと同様にデザインはジュージアーロなんでしょうか。知らんけど。ボディ右袖に傾斜があるのもミソなんですかねえ、これもEMやFGには見られないですね。これもやってみたかったんだろうなあ。無駄に金型代がかかるというのに。
セルフタイマー横置きですね。うちの近くに「餃子横置きご飯」という名前の定食出す店があるんですが、これをみるとそれを思い出します。
FG-20って、軽くみられるというか実際にも軽量なカメラです。けれど、識者の間では評判いいんですよね。きわめてシンプルで使いやすいということなんでしょう。筆者も3兄弟の中では一番持ち出すことが多いカメラであります。
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