top コラム推すぜ!ニコンFシステム第1回 アカギ流ニコン研究スタート!「なぜニコンFシステムのカメラが楽しいのか」

推すぜ!ニコンFシステム

第1回 アカギ流ニコン研究スタート!「なぜニコンFシステムのカメラが楽しいのか」

2022/09/15
赤城耕一

Nikon F+NIKKOR H Auto50mmF2
1959年に登場したニコンFからすべてが始まります。

 

「推すぜ!」シリーズ第二弾始動!

 

ペンタックスの次はニコン推しなのかよ、安易だしペンタックスに失礼じゃねえのか?と言われてしまいそうですが、新しい連載を始めます。ここで取り上げるのは、ニコンFマウントシステムのカメラ、レンズ、アクセサリーなんでもありでいきますよ。
 

筆者はカメラ博愛主義者なのです。だから、カメラと名のつくものならば、なんでも語ってしまいます。それに、会社の規模やカメラシステムの展開は違えど、ペンタックスもニコンも実用を超えたところにも魅力があるという共通項があります。
語れないのは防犯カメラとかクルマに搭載されているドラレコのカメラくらいじゃないかなあ。
でも世の中は広いから防犯カメラのレンズの味について語れるって人もおそらくいると思います。今度の防犯カメラのレンズは艶があるとか空気感が感じるとかボケがいいとか言い出す人がいないとも限りません。いやもう存在するかもしれんですね。
 

閑話休題。ニコンのことを研究している人は世界中に大勢いますね。学会に発表できそうなニコンの歴史研究、カメラ研究をしている人だって大勢います。
まじめな学究肌の皆さんに対して、筆者は到底及ばず浅学非才であることは自覚しております。しかしですね、これでも筆者のニコン愛用歴って40年超えですからねえ。自分でも考えられないくらい長い期間ですが、意外に短いような感じもあります。

もちろんこれはカメラとの戯れだけのために購入したものもありますが、商売のために投資したものも当然あります。こちらの方が多いと思いますけどね。

 

これでも長いこと職業写真家もやっておりますから、過去から現在までの収入の数パーセントはニコンを使用して撮影した写真を売ったものであり、もちろんそのために旧製品のニコンの機材の購入のためにそれなりのお金を投じているというわけです。なんか少しはお話しても怒られないんじゃないかなあと思っております。

 

正統派のニコン研究者は読まないでください

 

いつものとおり回りくどくなりましたが、本連載は筆者のニコンFシステムとの戯れをお話ししようというものです。ええ、自分で言うのもなんですが、資料性は薄いです。期待しないでください。信じないでください。諦めてください。これまでの思い込みによるウソの話もあるかもしれません。したがって、正統派のニコン研究者は読まないでください。読まないと思うけどね。じゃあ、どういう人のために書いているといえば、うるさいことを言わずにニコンを楽しめる人でしょうか。
 

カメラボディ、レンズ、アクセサリーと、とにかくI型登場から星の数ほどニコン製品があります。ここでは自宅や仕事場の棚にある目についた製品から取り上げようと思っております。だから時代に沿って進むとは限りません。
ただ、この連載はしつこいですがタイトルの通りニコンFマウントのカメラ、レンズ中心として展開を考えております。それに現在では予定はありませんが、ブロニカシリーズやマキナに採用されたニッコールの話とかもいきなり出てくるかもしれないし、大判カメラ用のニッコールレンズの話になるかもしれません。
コンパクトカメラやニコノス話が出てくるかも。あるいはもっと時代を遡り、レンジファインダーカメラのニコンSシリーズの話やライカスクリューマウント互換のニッコールレンズの話が出てくるかもしれません。テキトーです。
 

ニコンFシステム、Fマウント互換Dシステムの存在価値を改めて見つめ直す

 

皆さんもご存知のとおり現在のニコンは一眼レフからミラーレスのZへシフト中という状態です。時代的に一眼レフの役割はだいたい済んだのかなあというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
でもね、世界的視野でみれば、あたりまえですがニコン一眼レフカメラのユーザーもたくさんいることでしょう。なにしろ現役のシステムであることは間違いないのです。それにカメラって楽しみのためには、多くの種類、多様性があった方がいいですよね。
 

一眼レフの開発が行われなくなっても、極論して、ミラーレスのZシリーズがニコンレンズ交換式カメラの全てになっても、プライベートな戯れ用カメラとして、趣味の写真を制作するカメラとしても、ますますフィルム一眼レフのFシステムやFマウント互換のDシステムの存在が重要になるのではないかと考えております。
 

なぜ、これらのニコンFシステムのカメラが楽しいのか、これから少し研究をしてみようというのが本意であります。でもね、それぞれのカメラやアクセサリーの「取り説」にするつもりはないのですよ。だから正しい使い方を調べたい場合はググってみることをおすすめいたします。
 

これでまた筆者はニコンの発展を阻害するジジイとして睨まれてブラックリストに載せられてしまうことになるかもしれません。
まあ、仕方ありません。自分のココロに嘘はつけませんから。覚悟の上で次回から本格的に始動させていただきますね。

 

Nikon F3P+Nikon LENS SERIES E 28mmF2.8
ニコンFマウントの強力な互換性は写真のようにフラッグシップ+廉価レンズとか、時代の新旧とかを考えることなく、取りつけられるものは片っ端から試したくなりますね。

 


Nikon FM3A
FM3Aって、MFニコン一眼レフの事実上の最終モデル的な存在ですね。「指針を見て操作する」絞り環やシャッターダイヤルを操作するって、今でも年寄りには嬉しく思うことがあります。

 

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