Insta360 GO Ultra。驚くほどに小さいですが機能は充実。
先日、動画配信について記事にしました(みなさん、動画配信にご興味は?キヤノンアプリ「Live Switcher Mobile」)。ところで、みなさんは動画、撮っていますか?
Canon PowerShot V10、Insta360 X4等々、わたしも動画には興味があり、動画撮影用のカメラをいろいろ使ってきましたが、機能も形も本当に多彩な分、その機能がしっくりこなければびっくりするくらい合わないカメラとなってしまいます。
出不精で、アクションしない系小説家には、どう考えてもオーバースペックなカメラもいろいろある中で、わたしが欲しいアクションカメラの条件がだんだんわかってきました。
- ・小さくて軽いこと 他にもカメラを多数運ぶため、持ち運びしにくいカメラはどうしても後回しになりがちです。
- ・モニターとカメラ部分が離れてほしい! そりゃあわたしが今二十代だったら、遠慮せずに手に持って、近距離で自撮りなどしますが、できるだけカメラには遠くに離れてほしい年代となりました。スマホの自撮りなんてもってのほか。じゃあ離して撮ろうと思っても、モニター部分が手元にないと、自分がどう映っているのか確認できません。何度も調整するのは面倒。誰かに撮ってもらうのも注文を付けづらい。
この二点を叶えるアクションカメラはないものか……、と思っていたら、ありました、Insta360 GO Ultraが!

自撮りも簡単に。

背面はこのようになっています。

Insta360 GO Ultraのすごいところ、カメラが分離します。
こちら、サイズは手のひらに乗るくらいに小型軽量、しかもカメラ部分がモニター部分から分離します。
分離したカメラはどうなるかというと、ネックレスのようなアダプターに付けられます。これで自分が映らない自分視点の動画が簡単に撮れます。ただ街を歩くだけでもいい感じの映像に。水平を保ってくれる機能もあります。外観がカメラらしくないのもおすすめです。カメラを撮影しながら両手が空くというのもとても便利。手持ちのフィルムカメラの撮影動画も撮れますね。
もう一つすごいのが、カメラ部分がマグネットでどこにでもくっつけられるところ。壁などでも自由に設置できます。ひとりでいるときに、自分の姿をちょっと離れたところから自然に撮りたいということ、ありませんか。リモコンで撮影開始、映り具合はリアルタイムで分離したモニター部分で確認できるので、アングルや構図などもばっちりです。旅を楽しむ様子を自然に映したい一人旅なんかにも、大活躍しそうですね。

分離したカメラ部分は手の中に納まる大きさ。

マグネットペンダントが同梱されていて、ここにカメラがピタッとくっつきます。くっついたカメラはしっかりとくっついているので、跳んだり走ったりする程度では外れません。スポーツにもよさそう。

こちらが装着した図。マグネットペンダントの裏面は肌当たりのよい素材になっていて、冷たいとか痛いとかはなく安心です。
とはいえ、動画は取り込みや編集が大変で……とおっくうになる方も多いですよね。このInsta360 GO Ultra、スマホに一発で取り込みできて、付属の編集ソフトを使えば、ちょっと一休み、コーヒー一杯飲む間の時間で、ダウンロード、編集、アップロードがスマホ一つですぐできます。もっと凝りたい人はパソコンでの色味補正などが必要かもしれませんが、SNSで公開する、ちょっとした動画なんかは付属アプリで十分ではないかと。
少し残念なのはカメラ側のズームが二倍までということ。ですので遠景の撮影には向きません。あくまで自分の身の周りのことを撮るためのカメラだと割り切っての使用となります。高画質なので、別ソフトでの拡大は可能です。(星空は専用の撮影モードがあります)

背面のモニターは小さいですがとても見やすい。

機能の切り替えもわかりやすく。
あと、これだけ小型なので、カメラ部分を切り離しての連続動画撮影は40分くらいでした。カメラをモニターから切り離した場合は、短い動画を繋げていく感じの使用がおすすめです。(モニター部に連結すると、また充電されます)
ところで最近、みなさんはご自分の姿を、後ろから、斜めから、客観的に見ていますか? わたしは最近、よく自分の姿を撮ってチェックするようにしています……。Insta360 GO Ultraは一種の鏡としても使えるのです。もうちょっと服は明るめの色の方がいいなとか、次は後ろをもうちょっと短く切ってもらおうとか、姿勢が悪いなとか、動画を撮ると鏡の十倍、いろんなことに気づきます。

縦方向にも対応します。
最近、趣味でドラムを始めていますが、自分の演奏を客観的に見る事もとても大事ですよね。レッスンにもいつも持って行って、こまめに撮るようにしています。
最後に、わたしがこのカメラが届いた当日、特に説明書などを読まずにぶっつけ本番で持ち出し、作ってみた動画がこちら。機械に詳しくないわたしでもこんな風にすぐ扱えるわかりやすさはさすが。動画編集に慣れた方だともっといろいろな活用ができそう。
こちらが試しに作った動画。PCT主催のカメラバザール、楽しかったです。


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