年末年始になると、一年の区切りを意識しますね。みなさま、2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
さてみなさんは、どのくらい写真をプリントしているのでしょう。昔は同時プリントというものがあって、ネガ現像と写真のプリントがセットになっていましたよね。スマホが普及しだしてから、フィルム写真は現像→データという流れができました。そういえば私も、データで完結してプリントしていない写真がスマホ内にたくさん眠っています。もちろんスマホでも写真を見返すのに支障はありませんが、スマホの中に保存した写真は、個人でしか見ることができません。SNSに掲載したとしても、新しい情報にどんどん押し流されていき、中には自分でも撮ったことを忘れてしまったような写真も出てきます。
これだけ身の回りでデジタル化が進むと、例えばプリントされた写真など、実態を持つもの自体の良さも、また見直されるのではないかと思うのです。
せっかくなので、一年を思い返しながら家族写真をまとめてプリントすることにしました。プリントした写真は家族写真総集編として簡単にまとめてアルバムにします。この一年はこんなことがあったなあと、見返すと面白いものです。我が家の子供たちはふたりとも反抗期で、普段「だるい」とか、「家がいい、旅行は疲れた」などと文句を言うことも多いのですが、アルバムを置いておくとじっくり眺めて、「ここ面白かった、また行こう」とか「この写真、自分用にももう一枚欲しい」「旅行行きたい」とか言い出してかわいいものです。帰省などにも一冊持って行くと、話が弾んで面白いのではないでしょうか。
また、趣味で撮った一年間の写真をもう一度見直すのも、年末年始はいいきっかけとなります。今年から、自分の写真のお気に入りだけ選定してプリントし、限定一部、読者はわたくし一人の手作り「私的写真集2023」を作ることにしました。
「私的写真集2023」に何を入れるか、何を外すかの自問自答の中で、自分の反省点が見えてきたり、好きなレンズの傾向とか、今後買いたいレンズなどもわかってきて面白い。
今年はわたし、縁あって短歌も始めてみました。毎月のオンライン歌会が本当に面白いです。余白に作った歌を入れたりするのも、一年を振り返ってのいい思い出になります。
お気に入りのモノクロ写真。
最近、短歌にもはまっているので入れたりしています。
気に入っている写真あれこれ
わたしは赤羽のカメラのマリア堂が行きつけの写真店です。たいていの写真店では今、スマホに接続したりして、プリントを指定できる端末があります。マリア堂では、スマホ内にあるデータに関して、Web上でネットプリントを依頼できる受付もあります。
(→ https://pc1.my-photogoods.jp/Shop/Index/mariado ※一番最初に新規登録してから、写真を選定するようにと注意書きがありました)
ネットプリントは、家に居ながらにして、ゆっくり写真を選定できるのも良い点です。スマホの画面上でプリントしたい写真をスッスッと選んでいくだけなので、本当に手軽で、作業自体もすぐに終わりました。今年は家族写真・趣味写真を合わせて110枚プリントすることに。プリントが終わると写真店からメールが来るのも親切だなと思います。
プリントが百枚超えるとなると、一見高額そうですが、これでも4290円程度だったので、これを機に、もっと写真店でプリントしてもいいのではと思いました。写真店もどんどん変化して、時代に合ったよいサービスができていますので、お近くのお店もぜひチェックしてみてください。
この文字は最初手書きにしていましたが、テプラにしました。
台紙の色で雰囲気も変わりますね。
フィルムで撮った灯りです。
アルバムは今まで、粘着式の台紙型とクリアポケット型しか使ったことがありませんでした。アルバムの作り方で検索すると、クラフト台紙の上に色とりどりのデコレーション、写真自体も切って貼ったりする自由なもの、仕掛け絵本のような、ページを開いたら飛び出す細工、あと窓やドアのように一部開けられるような面白いやり方もあって、楽しそうです。
旅の記録として、パンフレットやチラシなどを挟んだりして、まとめて旅の写真集を作ってもいいなと思いました。
絵心がなく不器用なため、無印のポリプロピレンの表紙がついたリフィルノート(どんどんページを追加できるもの 2023年現在290円)に、中身を画用紙のリフィル(5枚セット190円)とアルバム台紙(一枚190円)×5枚の、ごくシンプルな形にしてみました。できたものがこちらです。
アルバムを作るのも面白かったので、写真プリントと写真集作りは毎年の行事にしたいと思います。
表紙 リフィルノートには半透明のカバーがついているので、表紙の写真もカバーされます。
裏表紙。いろいろな写真を入れてオリジナルの写真集をぜひ。
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