いったいワタシがナニをしたというのだ。ナンの仕打ちなんだ、これはっ!?
明け方の4時半。外はまだ暗い。
吊ったのだ。足が。だから「攣った」と書くべきか。手書きじゃまずムリな「攣った」だ。いや、それどころじゃない。暁光のこむら返りである。右のふくらはぎがヤラれた。悶絶! 久々だなぁ。ここまで完璧に攣ったのは。油断していた。いつもなら(って、そんなにしょっちゅうあるわけではないが)予兆に応じ最低限の被害で済むよう、体位変換に伴う下肢の動きに一定の制限を与えるなどの予防措置を採るところだ。でも、今回は見事にしくじった。それだけ眠りが深かったか。
いや、それにしても、だ。たかがこむら返りの痛みを1日中引きずるとは、そんなオノレがマコトに情けない。写真を撮るという行為には、深い思慮に裏付けられた直感とフットワークが何よりも大切! なぁんてことを心に刻んでいる(フリをしている)ワタシも、未明のこむら返りを原因とするヤル気の減退には抗えないってのが現実だ。フットワーク? あはは、カメラバッグに入れてくるのを忘れてしまいましてねぇ、ってなもんや三度笠。
こんなとき、足で稼ぐ単焦点レンズにこだわっていたらツラさは5割増しだ(ちょっと強引)。ツラいときには逃げるに限る(写真に限らずね)。で、どこに逃げるのかはアナタ次第なワケだけれど、ワタシはやっぱり高倍率ズームかなぁ(そこって逃げ場所じゃなく「いつもの場所」ですが)。
手負いの者にも優しい高倍率ズーム(笑)。え? 単焦点レンズよりも重いから優しくはないって? う、うむ。比較対象によっては、そういうこともありますな。かさばるし。伸びるし。でもね、どんなときだって思い通りの構図でシャッターを切りたいじゃん。画角の中に入れるもの、画角の外に追い出すべきものは自分で決めたいじゃん。
撮影場所の前後移動だけでは成し得ない"構図の微調整"。そこで「画角可変機構」を積極的に活かすことに躊躇は無用だ。もちろん、後ろめたさを感じる必要もない。被写体の様子は時々刻々と変わる。理想を追い求めているだけでは本当の理想に近づけないこと、この世の中には結構あると思うんだよね。
前後方向の移動は行わずも、右へ左へ細かく動きながら、前景のかぶり方などを微妙に調整しつつそれぞれのカットを撮影している。最終的にどれがベストであるかは、現場ではなく家に持ち帰ってから判断すりゃいいというのが個人的なスタイルだ。
(写真上)24mmで撮影・プログラムAE(絞りF8・1/100秒)・ー1.67EV補正・ISOオート(ISO100)
(写真中)70mmで撮影・プログラムAE(絞りF6.3・1/160秒)・ー1EV補正・ISOオート(ISO100)
(写真下)80mmで撮影・プログラムAE(絞りF6.3・1/160秒)・ISOオート(ISO100)
【共通】ニコンZ 50・ニコン NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
- ニコンZ 50 SPECS
- 型式=レンズ交換式デジタルカメラ
撮像素子=有効2088万画素23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー(ニコンDXフォーマット)
レンズマウント=ニコンZマウント
交換レンズ =ZマウントNIKKORレンズ・FマウントNIKKORレンズ(マウントアダプター使用時、一部機能制限あり)
手ブレ補正=レンズ内手ブレ補正:レンズシフト方式(VRレンズ使用時)
最大記録画素数=[DX(24×16)]5568×3712ピクセル(サイズL:20.7M)
画質モード=RAW 12ビット/14ビット、JPEG、RAW+JPEG
記録媒体=SD、SDHC、SDXCメモリーカード(UHS-I規格対応)
ファインダー=0.39型XGA OLED、約236万ドット、視野率 約100%、倍率 約1.02倍(50mmレンズ、∞のとき)、アイポイント 接眼レンズ面から19.5mm、視度調節範囲-3~+3ディオプトリー
シャッター=電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター、電子先幕シャッター、電子シャッター
シャッタースピード=1/4000~30秒、Bulb、Time、X=1/200秒、オートFPハイスピードシンクロ可能
レリーズモード=1コマ撮影、低速連続撮影、高速連続撮影、高速連続撮影(拡張)、セルフタイマー撮影
連続撮影速度=低速連続撮影:約1~4コマ/秒、高速連続撮影:約5コマ/秒、高速連続撮影(拡張):約11コマ/秒
測光方式=撮像素子によるTTL測光方式
測光モード=マルチパターン測光・中央部重点測光:φ8mm相当を測光(中央部重点度約75%)、画面全体の平均に変更可能、スポット測光:約φ3.5mm相当(全画面の約2.5%)を測光、フォーカスポイントに連動して測光位置可動・ハイライト重点測光
露出モード/撮影モード=オート、P:プログラムオート(プログラムシフト可)、S:シャッター優先オート、 A:絞り優先オート、M:マニュアル、シーンモード16種、スペシャルエフェクトモード10種、ユーザーセッティングU1、U2
露出補正=±5EV(1/3、1/2ステップ)
ISO感度=ISO 100~51200、ISO51200に対し約1段、2段(ISO 204800相当)の増感が可能
AF=ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF)、検出範囲 -4~19EV ※ローライトAF無効時:-2~19EV
レンズサーボ=シングルAFサーボ(AF-S)、コンティニュアスAFサーボ(AF-C)、AFモード自動切換(AF-A、静止画モードのみ)、常時AF(AF-F、動画モードのみ)、予測駆動フォーカスあり、マニュアルフォーカス(M):フォーカスエイド可
フォーカスポイント=209点 ※ 静止画モード、撮像範囲DX、シングルポイントAF時
AFエリアモード=ピンポイントAF(静止画モードのみ)、シングルポイントAF、ダイナミックAF(静止画モードのみ)、ワイドエリアAF(S)、ワイドエリアAF(L)、オートエリアAF
内蔵フラッシュ=ガイドナンバー:約7(マニュアルフル発光時約7)(ISO 100・m、20℃)
ホワイトバランス=オート(3種)、自然光オート、晴天、曇天、晴天日陰、電球、蛍光灯(7種)、フラッシュ、色温度設定(2500K~10000K)、プリセットマニュアル(6件登録可)、色温度設定以外は微調整可能
動画記録画素数/フレームレート(記録レート)=3840×2160(4K UHD):30p/25p/24pほか、ファイル形式 MOV、MP4、映像圧縮方式 H.264/MPEG-4 AVC、音声記録方式 リニアPCM、AAC
モニター=チルト式3.2型(タッチパネル)、約104万ドット、視野角170°、視野率約100%
Wi-Fi(無線LAN)方式/規格=準拠規格 IEEE802.11b/g/n/a/ac
Bluetooth=Bluetooth標準規格 Ver.4.2、Bluetooth Low Energy
電源=Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL25 1個使用、AC
電池寿命=ファインダーのみ使用時:約280コマ、画像モニターのみ使用時:約320コマ(CIPA規格準拠)
大きさ・重さ=幅 約126.5×高さ93.5×奥行60mm・約450g(バッテリー、SDカード含む)、約395g(本体のみ)
発売=2019年11月22日
価格=オープンプライス(実売119,900円前後・税込)- ニコン NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR SPECS
- レンズ構成=15群19枚
手ブレ補正=ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式
手ブレ補正効果=5.0段※CIPA規格準拠
最短撮影距離=0.5m(焦点距離24mm)、0.54m(焦点距離35mm)、0.55m(焦点距離50mm)、0.58m(焦点距離70mm)、0.65m(焦点距離105mm)、0.68m(焦点距離135mm)、0.7m(焦点距離200mm)
絞り羽根枚数=7枚(円形絞り)
フィルター径=67mm
大きさ・重さ=最大径76.5×長さ114mm・約570g
発売=2020年7月
価格=139,480円(税込)
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。