©Tsutomu Endo
東京新宿のアイデムフォトギャラリー「シリウス」にて、遠藤 励「雪が紡ぐもの」が開催される。
- 雪の音。雪の匂い。雪の温かみ。
- 詩的で禅のような青白い世界に歩みを進めると、私の実在は内面だけの存在となっていく。
- 北アルプスの麓に生まれ、スノーボードの世界に没頭した私は雪国を拠点に年間100日以上雪上に立つという生活を続けて30年が経つ。幼少から見てきた「雪」が地球環境を反映していることに気がつき、ボードカルチャーの枠を超え、既存のアカデミズムと対話を始めた。本質的な人々への興味と、地球上で気候変動の影響が最も大きいとされる北極圏に関心を持ち、近年は極北にも足を運んでは雪との関わりがとても深い北方民族と時間を共にしている。
本作品展では時間・空間を超えた視点で、自然界がもたらす「雪」が「紡ぐもの」として作品約30点を展示する。
また会期中に作家本人によるトークイベントも開催予定。
- ■展示概要
- 遠藤 励「雪が紡ぐもの」
- 会期:2026年1月5日(月)~1月21日(水)
- 時間:10:00〜18:00(最終日は15:00まで)
休廊:日曜日- 会場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
■アーティストトーク
日時:2026年1月5日(月)16:00~
予約不要
■プロフィール
遠藤 励(えんどう・つとむ)
1978年、長野県大町市生まれ・在住。
スノーボードの黎明期を目撃し、90年代後期から身近な存在だったスノーボーダーを撮り始め活動開始。現在まで国内および北米・欧州のボードカルチャーの専門誌やメディアに作品を提供。また、雪にまつわる作品表現にも傾倒し、『snow meditation』や『水の記憶』など雪や氷河の作品シリーズを発表。2018年より北極圏への遠征を重ね、そこに暮らす先住民の生活を追体験しながら、原始的民俗の変遷を記録し、現地で急速に進行する自然資源開発や気候変動が及ぼす影響を考えながら作品化に取り組んでいる。2024年日本写真協会新人賞、第7回笹本恒子写真賞受賞。
【関連リンク】
https://www.photo-sirius.net/tenji/アイデムフォトギャラリー「シリウス」%E3%80%80年頭-10/
| 出展者 | 遠藤 励 |
|---|---|
| 会期 | 2026年1月5日(月)~1月21日(水) |
| 会場名 | アイデムフォトギャラリーシリウス |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。


PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。
「Photo & Culture, Tokyo」最新の更新情報や、ニュースなどをお届けメールマガジンのお届け
書籍、写真グッズなど会員限定の読者プレゼントを実施会員限定プレゼント