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六本木のフジフイルム スクエア 写真歴史博物館にて、潮田登久子写真展「マイハズバンド」が開催

2026/03/03

「マイハズバンドより」 ©Tokuko Ushioda, courtesy of PGI

 

六本木のフジフイルム スクエア 写真歴史博物館にて、潮田登久子写真展「マイハズバンド」が開催される。1970年代から活動を続け、当社「フジフイルム・フォトコレクション」の収蔵作家の一人でもある写真家・潮田登久子が70年代後半から80年代にかけて撮影し、40年の時を超えて発表され大きな反響を呼んだ「マイハズバンド」から精選した、約30点(予定)のゼラチン・シルバー・プリントを展示する。

 

40年もの間、撮った本人さえ忘れていた夫と幼い娘の日常を写したネガやプリント。たまたま、引っ越しの整理中に発掘されたこれらの写真は、長い熟成の時を経て2022年に写真集『マイハズバンド』(torch press刊)として刊行され、写真家・潮田登久子の名を国外にも広く知らしめ、再評価の契機になった。本展では、同シリーズから約30点を展示する。

 

潮田登久子は、1960年に入学した桑沢デザイン研究所で写真と出会った。石元泰博、大辻清司に師事し、1975年ごろからフリーランスの写真家として活動を開始、1978年に写真家の島尾伸三と結婚、長女・まほが生まれて間もない1979年初頭から、憲政の神様と呼ばれた尾崎行雄の旧宅を移築した豪徳寺の洋館で一家の生活が始まる。1888年に建てたといわれる古い洋館の2階中程にあった15畳程度の一室が家族の住居。風呂はなく、1階の台所は共有という環境のなかで日々の生活に追われながらも、潮田はカメラの向こうにある日常を淡々とフィルムに収めていった。

 

夫や娘はもちろん、生活をともにしていた食器やカーテンなど身の回りの事物、家族が見たであろう風景。「マイハズバンド」は、おとぎ話のようなどこか非現実的な空気感をまとっているにもかかわらず、見る者に一度はここを訪れたことがあるような不思議な既視感を想起させてくれる作品でもある。発表する意図なく撮られ、長い間、記憶の奥にしまわれていたこれらの作品は、記録メディアでありながら、撮影者の無意識な感情を率直に反映する、写真が内包する本質が幸運な出会いを昇華した形で私たちに提示してくれる。

 

  • ■展覧会情報
  • 潮田登久子写真展「マイハズバンド」
  • 会期:2026年4月1日(水)~6月30日(火)
  • 時間:10:00~19:00(最終日16:00まで/入館は終了10分前まで)
  • 会場:フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
  • 主催:富士フイルム株式会社
  • 後援:港区教育委員会
  • 協力:PGI
  • 企画:コンタクト

 

■ギャラリートーク
日時:2026年4月4日(土)13:00から(30~40分間)
ゲスト:金村 修(写真家)

会場:フジフイルム スクエア 写真歴史博物館

参加無料・予約不要


日時:2026年5月9日(土)13:00から(30~40分間)
ゲスト:島尾 伸三(写真家 )

会場:フジフイルム スクエア 写真歴史博物館

参加無料・予約不要

 

【関連リンク】

https://fujifilmsquare.jp/exhibition/260401_05.html

展覧会概要

出展者 潮田登久子
会期 2026年4月1日(水)~6月30日(火)
会場名 フジフイルム スクエア

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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