top 本と展示展覧会ピックアップ富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】黒岩正和写真展「島魂 ―TOUKON―」が富士フイルムスクエア東京にて開催

富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】黒岩正和写真展「島魂 ―TOUKON―」が富士フイルムスクエア東京にて開催

2024/11/24

東京六本木の富士フイルムスクエア東京 FUJIFILM PHOTO SALON Space3にて、富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】黒岩正和写真展「島魂 ―TOUKON―」～島人達に受け継がれる祭り～が開催される。

18歳から野宿で東南アジア各国を放浪したのち、21歳の時、偶然出会った島の祭りに魅了され、日本の島を撮影し始めた黒岩。近年、自然災害や疫病の流行など、暗い影を落とすニュースが多い中、作者は島で行われる祭りに心奪われ、人々の活気に「島の魂」を感じたという。

硫黄島を除く日本の有人島すべてを訪れ、撮影を重ねた作品群より、選りすぐりの約50点を展示する。

島魂 ―TOUKON―

現在、日本では多くの島が過疎に悩まされ、島は元気がない…。
そんな印象が一瞬で吹き飛ぶ日、それが祭りの一日だ。
一升瓶を呷（あお）った男達が、一心不乱に揉み合い、気勢を上げる。
女達は、そんな男達を温かく見守り、裏方として支える。
そして皆、満たされた表情を見せる。
そんな凝縮された時間が、祭りの時間だ。
約20年前、偶然出会った島の祭りに魅了され、日本の有人島（硫黄島を除く）をすべて訪れ、400以上の島の祭りを撮影してきたが、どの祭事にも島人達が受け継いできた大切な想いが詰まっていた。
どつき合いの中心で、二、三人を引き摺り回す島の駐在さんがいた。
早朝、神輿が通る道に塩を撒きながら歩く少女達の姿があった。
年に一度、島に現れる神様に心奪われた。
島に入るのに、渡船場にて升酒を空けてからでないと入れない土地もあった。
私を魅了した、そんな島の祭りならではの光景を生み出すもの、それは島人達に脈々と受け継がれてきた大切な魂だと思う。
祭りは島の魂だ。

また、2025年2月21日（金）〜2月27日（木）の期間、富士フイルムスクエア大阪にて巡回展も行う。

■展覧会情報
黒岩正和写真展「島魂 ―TOUKON―」～島人達に受け継がれる祭り～
会期：2025年1月17日（金）～2月6日（木）
時間：10:00〜19:00（最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで）
休廊日：会期中無休
会場：フジフイルムスクエア東京 FUJIFILM PHOTO SALON Space3
住所：東京都港区赤坂9-7-3（東京ミッドタウンミッドタウン・ウエスト1F）

主催：富士フイルム株式会社

後援：港区教育委員会

企画：合同会社PCT

■関連イベント「クロストーク」
黒岩氏と本展企画者が、撮影裏話・展示制作プロセス・作品に込めた思いなどを語る。
2025年1月18日（土）13:00〜ゲスト：村上仁一（PCT／雑誌『写真』編集長）
2月1日（土）13:00〜ゲスト：圓谷真唯（PCT／雑誌『写真』編集部）
各日約40分間・参加無料・予約不要

■写真集紹介
黒岩正和『百島百祭』
出版社‏：光村推古書院
発売日：2025年1月17日

仕様：単行本（ソフトカバー）、208ページ

言語：日本語
https://www.amazon.co.jp/dp/483819868X?ref=cm_sw_r_cp_ud_dp_SXRG5FM844PYVRBFPZCK&ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_SXRG5FM844PYVRBFPZCK&social_share=cm_sw_r_cp_ud_dp_SXRG5FM844PYVRBFPZCK&starsLeft=1

【関連リンク】
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/250117_03.html