1998年からバス停をモチーフに取材をしてきた。作品を発表して写真集も商業出版した。お蔭様で多くの方に鑑賞してもらうことができた。同じ場所を撮影する機会があった時に気付いた。路線バスが既に無くなっているところ、バス停はあるけど町が激変しているところ、逆に全く変化が感じられないところなどがある。または市町村合併などで地名だけが変更の場合もある。
地方ではいわゆる交通弱者は路線バスが廃止されて移動が困難になっている。現在の日本の過疎化の問題も含めて作品から見えてくることを信じて挑戦中である。そして近い将来自動運転が実用化されて明るい未来になるかもしれない。あるいはその逆に廃村が相次ぎますます人が減って地方そのものが消滅するかもしれない?一体どうなっていくのか?そこまで取材を継続していく所存である。
幸いにも作品群と文章を「バスマガジン」で発表の機会をもらっている。連載も7年目継続中で、40回目を迎えた。今回展示の形で発表するので、忌憚ない意見を承りたいと思っております。
東京写真月間参加作品
後援酒田市土門拳文化賞友の会
公益財団法人さかた文化財団・土門拳記念館
協力 「バスマガジン」講談社/講談社ビーシー
- 柴田 秀一郎 写真展 「バス停探訪の旅」~標(しるべ)バス停第二章~
- OM SYSTEM PLAZA クリエイティブウォール
期間:2022年6月16日(木)~ 6月27日(月)- 10:00 〜 18:00 (最終日15:00まで)
休館日:6月21日(火)・22日(水)- 入場無料
【写真家プロフィール】
柴田秀一郎(しばた しゅういちろう)
中学生時代から写真家を志すが、大学卒業後会社員に、32歳(入社9年目)で写真学校に入学してリスタート。 その後風景写真家・竹内敏信に師事。「バス停留所」(リトルモア)を出版して新聞、雑誌、TV、ラジオなど出演多数で、講談社の専門誌「バスマガジン」(隔月刊)に「バス停のある風景」7年目連載中。国土交通省主催シンポジウムでスライドショーを担当して以来、公立の図書館などで登壇も好評。エッセイも執筆して活動の幅を広げている。
【関連リンク】
https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3570
出展者 | 柴田秀一郎 |
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会期 | 2022年6月16日(木)~6月27日(月) |
会場名 | OM SYSTEM GALLERY |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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