東京・京橋に暮らす人に焦点を当てつつ、地域の魅力を伝えようとする「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」展が開催される。
タイトルにある「ぎぼしうち(擬宝珠内)」は、京橋を含むエリアの通称として江戸時代に生まれた言葉で、江戸の昔より、京橋はたくさんの人が行き交うにぎわいのある場所であった。
しかし今、住んでいる人はとても少なくなってきて、京橋は「誰もが知っているけれども、よくは知らない街」になったとも言える。
今回、浅田政志は、京橋を自ら歩き、そこに長く暮らしている人々と出会い、語り合い、そしてカメラに収めた。現代のぎぼしうちの人々の日常の光景を写した写真から、家族や時間、そして歴史を考える機会になると共に、アーティストユニット「magma」による擬宝珠をモチーフにした立体作品、歌人・コピーライターの伊藤紺氏の言葉、デザイナー脇田あすかによる会場デザインによっても訪れる人の想像力をかき立てる展示となっている。
また、隣の会場+2では同時開催として、「赤々舎から 本から 写真から ─ 私たちのいる場所に芽吹く ─」 展も開催。
写真集『浅田家』の出版社、赤々舎がこれまでに手がけたタイトルを中心に、100冊を超える写真集、および関連作家のプリント作品を、ポップアップストアとして展示、販売する。
写真集は座ってゆっくり見ることもでき、浅田政志、木村和平、齋藤陽道、藤岡亜弥、山内悠など関連作家のプリントも購入可能。
また、展示、ブックショップ、イベントが循環する、一人一人の居場所として今春京都にオープンする空間「PURPLE」のコンセプトとも交差し、会期中、出版社の垣根を越えて、A組織、カタリココ文庫、crevasse(クレバス)、うつゆみこなどの私家版、ZINE、グッズ、イベント等も展開されている。
会期 2022年4月9日(土)~6月5日(日)
会場 BAG-Brillia Art Gallery-(東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル)
時間 11:00~19:00
定休 月曜日
入場 無料
URL https://www.brillia-art.com/bag/exhibition/04.html
出展者 | 浅田政志、赤々舎 |
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会期 | 2022年4月9日(土)~6月5日(日) |
会場名 | BAG-Brillia Art Gallery- |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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