アイデムフォトギャラリーシリウスにて、戸澤裕司写真展「DESTINY」が2022年10月6日~10月12日まで開催される。
光は僕の全てだった。
病が僕の身体を蝕んでいった。
網膜ジストロフィーが進行し左目を失い、右目も徐々に光を失いつつある。完治する術はない。
長く暗いトンネルに入ったまま出口はいつまで経っても見えてこない。
世界もまた同じく光を失いつつあるようだ。
震災、コロナ禍、そして戦争…
人通りのまばらなコロナ禍の東京にマスクを着け大きな箱を背負い疾走するデリバリーサービスの自転車達、新しい生活様式に新しい仕事が生まれる。たくましく生きる人間の営み。
自転車は新しい光、生きていく力を人々に運ぶ天の使いかと僕は夢想する。
身体の不自由さ、という知らなかった世界を知れば、同じ不自由さを抱え異なる人生を生きる人々、異なるさまざまな世界を知ることが出来る。
見えていても見えなかった世界、見えなくなって見える世界がある。
カメラは僕の目の代わりとなって世界を透視する。
人と人のつながり、日々の大切な日常、生きてゆく力。
僕らは自ら運命を切り拓いて今を生きていく。
(合計:40点)
- ■作家略歴
- 1986年 東京綜合写真専門学校卒
1986〜1988年 週刊朝日専属カメラマン
1989年〜フリーランスカメラマン
1996〜2021 写真家作家藤原新也氏助手
1997年 「 TOKYO MODE 90’s 」@ドイフォトプラザ渋谷
2012年 「カジマヤー(風車祝い)〜島人を巡る断章」 @エプソンイメージングギャラリーepSITE新宿
2013年 「カジマヤー(風車祝い)〜島人を巡る断章」 @那覇市民ギャラリー
2013〜2016年 日本写真学院講師
2015年 「島の記憶(ⅰ) 竹富島 神の子たちの物語」 @Bright Photo Salon
2016年 「島の記憶(ⅱ) 竹富島の肖像」 @Bright Photo Salon
2016年〜『歩きながら撮りながら写真のこと語ろう会』主催WS
2019年 「いまを生きる〜北星学園余市高校存続応援写真展」 @ピクトリコショップ&ギャラリー表参道
2018〜 『赤城戸澤写真道場』(カロタイプフォトワークスから継続WS、写真家赤城耕一氏との共同撮影会講評会)- 主な著作物
戸澤裕司『旅する作家 五木寛之 2001〜2006』(講談社2007年)
その他朝日新聞出版社AERA「現代の肖像シリーズ」にて撮影担当- 作者の近況活動
リコーイメージング株式会社公式YouTubeチャンネルGR TVゲスト出演
■写真展概要
戸澤裕司写真展「DESTINY」
開催日時:2022年10月6日(木)~10月12日(水)
開館時間:10:00~18:00
(展示入替日:10:00~15:00)
休館日:日曜日・一部祝日
会場:アイデムフォトギャラリーシリウス
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
【関連リンク】
https://www.photo-sirius.net/tenji/戸澤裕司%E3%80%80写真展/
出展者 | 戸澤裕司 |
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会期 | 2022年10月6日(木)~10月12日(水) |
会場名 | アイデムフォトギャラリーシリウス |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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