東京・小伝馬町のMONO GRAPHYにて、ビクター・オン(Victor ONG)「Two Days in Tibet」が開催される。
オン氏はシンガポールを拠点に、世界中を旅しながらスナップ写真を撮影している。今回はチベットで撮影した街と人の作品を展示する。わずか2日間の滞在の間に撮影された写真には雄大な自然、歴史的な建造物、現地で暮らす人々の素朴な表情が写されている。そこには「うまく撮りたい」「カッコよく見せたい」といった感情よりも、彼が目の前の光景に抱く純粋な好奇心やユーモアが垣間見える。「カメラは世界と繋がるためのツールだ」と語るオン氏のカメラとの向き合い方は、全てのカメラや写真を愛する人の共感を呼ぶだろう。
- ■ステートメントより
本プロジェクトは、私にとって個人的な節目を示すものである。写真をデジタルの領域から引き出し、物理的な形として初めて具現化する第一歩だからである。
Two Days in Tibetは単なる旅行記ではなく、「意図をもって見ること」を学んだ成果でもある。セミリタイアした現在、カメラは私が世界に対して心を開き続けるための手段となっている。世界や他者とつながるための静かな道具だ。わずか二日間の滞在であったが、チベットはその広大さ、薄い大気、そして儚さと深い根源性を併せ持つ瞬間の数々によって、一生分とも言えるインスピレーションを与えてくれた。
本書は、ある意味でこの旅を完成させるものである。これらの写真を選び、編集し、順序立てる過程において、旅は新たな明瞭さを帯び、プリントとして形にすることで、恒久性と重みを得た。ここに示されているのは心のこもった共有—短い出会いでありながら深く刻まれた体験の記録であり、そして何かを始めるのに遅すぎることは決してないということを想起させるものでもある。
これは終わりではなく、序章に過ぎない。
会場では、本展示に合わせて制作した写真集やプリントを販売予定。
- ■展覧会情報
- Victor ONG「Two Days in Tibet」
- 会期:2026年2月5日(木)~2月22日(日)
- 時間:12:00〜19:00(日曜は17:00まで)
- 会場:MONO GRAPHY Camera&Art
- 休廊日:月曜日、火曜日、水曜日
■プロフィール
Victor ONG(ビクター・オン)
シンガポール在住。独自の視点に駆り立てられる写真家。流行を追いかけたり群衆に迎合したりすることはなく、制作工程をあえてシンプルに保ち、流行りの見せ方よりも自分自身の見る視点を大切にしている。彼にとっては一枚一枚の写真が翻訳のような行為となっている。彼が目にしたものを、自分の目で見たものをそのまま写し、丹念につくり上げた自分自身の世界観の枠組みの中に落とし込む作業であり、そこでは世間の評価よりも、空気感、構造、そして真実性が重視される。
【関連リンク】
https://www.monography.shop/exhibition
| 出展者 | Victor ONG(ビクター・オン) |
|---|---|
| 会期 | 2026年2月5日(木)~2月22日(日) |
| 会場名 | MONO GRAPHY Camera & Art |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。


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