Reporters covering the Korean War, Kaesong 1952 © Werner Bischof Estate / Magnum Photos
ライカカメラジャパンは、「マグナム・フォト」所属のスイス人写真家 ワーナー・ビショフによる写真展を、ライカギャラリー東京およびライカギャラリー京都にて同時開催する。
戦後の欧州から占領下の日本へと旅したビショフは、変動の時代を生きる人々の姿と、そこに息づく普遍的な強さを独自のまなざしで捉えてきた。
今回の二会場同時開催ではビショフが見つめた世界と日本、その二つの側面を立体的に紹介し、占領期の日本の記録から、復興期に漂う気配、そして人間の内に宿る普遍の感情に至るまで多層的な視点をご覧いただける。それぞれのギャラリーが異なるテーマを掲げ、ビショフの視線をより深く、広く体感いただける写真展となる。
戦後ヨーロッパの荒廃とそこに生きる人々の底力を捉えたビショフは、フォトジャーナリズムの発展に大きく寄与した。1949年にマグナムへ加入後は日本、インド、朝鮮戦争など世界の現場に身を置き、普遍的な人間像を静かに、鋭く写し出している。彼の作品には、国や文化を超えて私たちの感情へ響く“永遠の価値”が刻まれている。
ビショフは、世界の20歳前後の若者を紹介するマグナムの企画「ジェネレーションX」のため、占領下の日本を訪れた。約一年間の滞在中、京都と東京それぞれで若い男女を取材し、復興へ向かう日本の姿と揺るぎなく守られた京都の伝統文化に深く心を動かされた。木村伊兵衛の案内により京都に二週間滞在したビショフは、木村との親交を通じて数多くの印象的な写真を撮影した。1954年にペルー・アンデス山脈での事故により逝去するが、その後写真集『Japon』が刊行。
本展では、当時の京都を撮影した作品を中心に、ビショフが見た「日本が日本でなかったあの頃」をたどり、占領下の京都に息づいていた光と静けさを伝える。
- ■展覧会情報
- 「ビショフの見た戦後 〜普遍たるもの〜」
- 会期:2026年1月16日(金)〜4月19日(日)
- 時間:11:00〜19:00
- 会場:ライカギャラリー東京
- 休廊:月曜日
- 「ビショフが見た京都」
- 会期:2026年1月17日(土)〜4月19日(日)
- 時間:11:00〜19:00
- 会場:ライカギャラリー京都
- 休廊:月曜日
■プロフィール
Werner Bischof(ワーナー・ビショフ)
1916年チューリッヒに生まれる。画家を目指すが、美術学校で写真を学んだことから、主にスタジオやファッション写真を手がけるようになる。第二次世界大戦の取材を契機に報道写真に転向。欧米の雑誌で多くの秀作を発表し、国際的な評価を受ける。1949年、マグナム・フォト参画。1951年から52年にかけて10ヶ月日本に滞在。20歳を迎える世界の若者を取材するマグナムの企画「ジェネレーションX」を手がける他、占領下日本における伝統とアメリカの影響を撮影。日本を拠点に沖縄や朝鮮戦争も取材。1954年、ペルーのアンデス山脈で取材中ジープが転落し死亡。
【関連リンク】
https://leica-camera.com/ja-JP/event/leica-gallery-tokyo/Werner-Bischof
| 出展者 | ワーナー・ビショフ |
|---|---|
| 会期 | 2026年1月16日(金)〜4月19日(日) |
| 会場名 | ライカギャラリー東京 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。


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