Photo & Culture, Tokyo
コラム
top 本と展示展覧会ピックアップ東京都写真美術館で国際写真賞 プリピクテ「STORM  嵐」が開催

東京都写真美術館で国際写真賞 プリピクテ「STORM  嵐」が開催

2025/12/06

新井卓(Takashi Arai) シリーズ:百の太陽に灼かれて、2011年~      
Exposed in a Hundred Suns, 2011–
原爆ドームのための多焦点モニュメント、マケット 2014 
A Maquette for Multiple Monument for the Hiroshima Peace Memorial (Genbaku Dome) 2014

 

東京都写真美術館で国際写真賞 プリピクテ「STORM  嵐」が開催される。
 
Prix Pictet(以下プリピクテ)は、写真と持続可能性(サステナビリティ)に関する世界有数の賞だ。2008年にピクテ・グループによって創設され、写真の力をつうじてサステナビリティという重要な問題に人々の関心を集めることを目的としている。
 
今回で11回目となるプリピクテは、各回ごとにサステナビリティに関するテーマが設定されている。本展覧会プリピクテ Storm(嵐)では、第11回のプリピクテ受賞者であるアルフレド・ジャーをはじめ最終選考に選出された優れた12名の写真家たちの作品を紹介する。
 
彼/彼女らの作品は、説得力のある写真でテーマをさまざまな側面から掘り下げ、現代における最も喫緊の課題、とりわけ加速する気候危機が環境と社会に与える影響について深く取り組んでいる。最終選考に残った作家の作品にはどれも、伝えなければならないナラティブ(ストーリー)があります。その多くは、差し迫った悲劇を予感させる痛烈なものだが、なかには未来への希望を感じさせるものもある。それらは地球の守り手としての私たちの役割を問い直し、2008年の創設以来プリピクテが主に掲げてきた「地球規模の持続可能性—グローバル・サステナビリティ—」という重要な問題に光を当てている。
 
■展示作家
新井卓(日本/ドイツ)
マリーナ・カネーヴェ(イタリア)
トム・フェヒト(ドイツ/イタリア)
バラージュ・ガールディ(ハンガリー/アメリカ)
ロベルト・ワルカヤ(ペルー)
アルフレド・ジャー(チリ/アメリカ|受賞者)
ベラル・ハレド(パレスチナ)
ハンナ・モディグ(スウェーデン)
ボードワン・ムワンダ(コンゴ・ブラザビル)
カミール・シーマン(デンマーク/アメリカ)
レティシア・ヴァンソン(フランス)
パトリツィア・ゼラノ(イタリア)
 

  • ■展覧会情報
    国際写真賞 プリピクテ「STORM  嵐」
    会期:2025年12月12日(金)~2026年1月25日(日)
    時間:10:00〜18:00
    休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12月29日~1月1日)※1月2日(金)は10:00〜18:00開館
    会場:東京都写真美術館
    住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
    料金:無料

 

【関連リンク】
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-5142.html

展覧会概要

会期 2025年12月12日(金)~2026年1月25日(日)
会場名 東京都写真美術館

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

関連記事

PCT Members

PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。

特典1「Photo & Culture, Tokyo」最新の更新情報や、ニュースなどをお届けメールマガジンのお届け
特典2書籍、写真グッズなど会員限定の読者プレゼントを実施会員限定プレゼント
今後もさらに充実したサービスを拡充予定! PCT Membersに登録する