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top 本と展示展覧会ピックアップ福岡のYUGEN Gallery FUKUOKAで蓮井幹生「十七の海の肖像」が開催

福岡のYUGEN Gallery FUKUOKAで蓮井幹生「十七の海の肖像」が開催

2025/08/03

福岡のYUGEN Gallery FUKUOKAで蓮井幹生「十七の海の肖像」が開催される。
 
本展は6月にYUGEN Gallery(東京・南青山)で開催され大きな反響を呼んだ同名展覧会の巡回展となる。展覧会では、2023年末から2025年の約一年半をかけて、建設中の青森・大間原発を除く全国17か所の原子力発電所を訪れ、海景を撮影した作品17点を本邦初公開。

 

  • 30年以上にわたり、世界各地の海をテーマに作品を発表してきた蓮井幹生。
    本展では、日本の海に目を向け、原発という現代文明との関係性を見つめ直す。
    人の気配が消えた風景の中で、自然と共に生きるとは何かを問い続ける、蓮井幹生の新たな挑戦。

 

“見えない”リスクと人間の営為を静かに映し出し、自然との関係性を問いかける本展は、新聞・メディアでの紹介や著名人との対談イベントの開催など、多方面から関心を集めた。今夏、大注目の本展がいよいよ福岡へと巡回する。
 
作家の蓮井幹生は1990年代初頭より「自然の摂理」をテーマに世界中の風景や自然物を主なモチーフとした写真作品を発表してきた。2009年には《PEACE LAND》、《詠む写真》のシリーズ作品がフランス国立図書館に収蔵されている。

 

  • ■展覧会情報
    蓮井幹生「十七の海の肖像」
    会期:2025年8月23日(土)~9月15日(月・祝)
    時間:11:00〜19:00(※最終日は17:00まで)
    休廊日:火曜日
    会場:YUGEN Gallery FUKUOKA
    住所:福岡県福岡市中央区大名2-1-4 ステージ1西通り4F

 

■プロフィール
蓮井幹生(はすい・みきお)
写真家。1955年東京都出身。アマチュア写真家の父親の影響で幼少の頃から写真を始める。明治学院大学社会学部社会学科を中退後、アートディレクター・守谷猛に師事。アートディレクターとして広告やレコードジャケットを多く手がける。30歳の頃より写真を独学し、1988年の個展開催をきっかけに写真家となる。新潮社の雑誌『03』はじめ著名人のポートレイト作品で注目を集め、ファッション、ドキュメンタリーと幅広い分野の撮影を手がける。2000年頃からはムービー撮影も行い、PVやCMの作品多数。受賞歴は「Spikes Asia」Silver Spike(2017年)、「APAアワード2019」美しい日本賞、「第67回日経広告賞」最優秀賞(以上、2018年)など。作品はフランス国立図書館、東京工芸大学写大ギャラリーに収蔵されている。現在は、長野県茅野市で写真館「森の隣りの写真室」を運営し、東京との二拠点で作家活動を行っている。
 
【関連リンク】
https://yugen-gallery.com/blogs/exhibitions/mikiohasui-seventeenportraitsofthesea_fukuoka

展覧会概要

出展者 蓮井幹生
会期 2025年8月23日(土)~9月15日(月・祝)
会場名 YUGEN Gallery FUKUOKA

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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