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東京神保町の小学館ビル1F展示室で『鉄道写真 広田尚敬』刊行記念写真展が開催

2025/12/03

東京神保町の小学館ビル1F展示室で『鉄道写真 広田尚敬』刊行記念写真展が開催される。
 
小学館から日本の鉄道写真のパイオニアで、90歳の現役鉄道写真家・広田尚敬が、自ら選んだ未発表作品ほか約400点の名作を収録した『鉄道写真 広田尚敬』を刊行された。
 
広田は、鉄道ファンやカメラマンから「レジェンド」「神様」と呼ばれる存在だ。鉄道写真という分野がまだ確立されていなかった1960年よりフリーランスで活躍し、1968年に日本で初めてとなる本格的な鉄道写真展を開催。1970年代のSLブームや1980年代のブルートレインブームを牽引し、先駆的で唯一無二の作品は「広田調」と呼ばれ、鉄道写真の手本とされた。

 

屋久島・安房森林軌道 


今回の写真展では、『鉄道写真 広田尚敬』』より、大迫力で走行する蒸気機関車のほか、家畜を運ぶ貨車や、屋久島の森林軌道、北海道の馬車軌道などの貴重な作品を、一部は大パネルに拡大し展示する。懐かしい風景のなかを走る「昭和の鉄道」を、じっくり楽しめる。

 

北海道・勇払原野を驀進するD51

 

会場には、『鉄道写真 広田尚敬』の印刷用紙や、各地の書店で掲示したパネルを再展示する。

 

  • ■展覧会情報
    『鉄道写真 広田尚敬』刊行記念写真展
    会期:2025年12月1日(月)~12月19日(金)
    時間:9:00〜17:30
    休廊日:土曜日、日曜日
    会場:小学館ビル1F展示室 
    住所:東京都千代田区一ツ橋2-3-1 株式会社小学館本社ビル1F正面玄関

 

■写真集情報

『鉄道写真 広田尚敬』

発売日:2025年11月5日

発行:小学館

仕様:B4判変型、318ページ

価格:55,000円(税込)
 
■プロフィール
広田尚敬(ひろた・なおたか)
1935年、東京生まれ。幼少時より鉄道に興味を持ち、中央大学卒業後、会社員を経て1960年にフリーランスとなる。著書は絵本から図鑑や写真集まで幅広く、200冊以上。1970年代~1980年代のSLブームやブルートレインブームなどを牽引。1988年設立の日本鉄道写真作家協会初代会長。近年は各種写真コンテストの審査員や鉄道撮影のマナー向上、子供への写真教育に取り組む。


 
【関連リンク】
https://www.shogakukan.co.jp/books/09682493

展覧会概要

出展者 広田尚敬
会期 2025年12月1日(月)~12月19日(金)

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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