只埜なつみ「遊ぶ女」©Tadano Natsumi
東京神田の神保町画廊で只埜なつみ「遊ぶ女」が開催される。
“招かれれば出掛けて行って遊ぶ女”
“漂白し定まった住所のない女”
ある詩集に添えられた作品論を読んでいた折
その中に記された「遊行女婦(ウカレメ)」という言葉に惹かれました
詩人を喩える言葉として使われたそれは
時代と共に「遊女」となるのだが
「ウカレメ」にはもっと広い意味合いがあり
という女性を表す言葉だそう
私のようではないかと、何だかとても親しみを抱いたのです
他人を演じる事に夢中になり
そのうち色々なものに溺れ
時には阿保のようにくるくると舞う道化
宴に興じて艶を売るは寂しい帰り道
生と死の間をゆらゆらと
根無し草のように漂う私はウカレメそのもの
血が滲むウカレメ
遊ぶ女を描きたいと思いました
たくさん傷をつくりながら舞う
遊ぶ女を描きたいと思いました
■展覧会情報
只埜なつみ「遊ぶ女」
会期:2025年5月9日(金)~5月18日(日)
時間:13:00〜19:00
休廊日:会期中無休
会場:神保町画廊
住所:東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1階
■関連イベント
“女情詩”朗読×対談イベント
画家であり俳優としても活動する只埜なつみによる、個展のテーマに沿って書き下ろした詩の朗読。そして素敵なゲストをお迎えし「女」について語らう企画。
5月10日(土)19:30〜20:30(予定)
対談ゲスト:水村美咲(俳優/映画プロデューサー)
詩の朗読後、対談。
入場料(税込)1,100円
5月17日(土)19:30〜20:30(予定)
対談ゲスト:AI TERADA(写真家)
詩の朗読後、対談。
入場料(税込)1,100円
▼予約
メールにて申し込み:info@jinbochogarou.com
題名(件名)に「〇月〇日入場希望」または、「両日入場希望」として、氏名、電話番号、メールアドレスを記載。確認の返信をするため必ず受信可能な設定にすること。入場費は当日申し受ける。予約状況により当日予約なしでの入場も可能。事前にSNSなどで告知する。
■プロフィール
只埜 なつみ Tadano Natsumi
1992年 京都出身の東京在住
画家、俳優、グラビアモデル、官能小説家など、様々なジャンルで活動。18歳から俳優として舞台に立ち始め、現在は映画やドラマなど多数に出演。2021年から作家として活動を始め、黒の背景をベースに自らの観念を色鮮やかに表現し発表を続けている
【関連リンク】
https://jinbochogarou.com/?p=2632
出展者 | 只埜なつみ |
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会期 | 2025年5月9日(金)~5月18日(日) |
会場名 | 神保町画廊 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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