原美樹子『Medeia 2.0 Issue 00: Mikiko Hara』がIndigoより刊行された。
一環して6×6フォーマットで撮影を続ける原美樹子。その唯一無二の世界は本作でも展開している。
国内外の写真家が切り取った世界中の出来事や社会課題を、ファッションを媒体にして人々に知らせていくプロジェクト。出版レーベルは、突き刺した真実だけではなく、思考と感情の“余白”にフォーカスする。
本号は、Medeia2.0シリーズの0号として、写真家の原美樹子がうつしとる、小さな世界に接近する。地元の道端に咲く花、最寄りの電車、ダイニングテーブルに刺す光。雪が降った日。そして家族。当たり前に見える風景が、本当は当たり前ではないこと。社会に蔓延する問題を考える前に、私たちがいつ、いかなる時も守りたかったもの。
「それから通院の度に、桜の枝を探して拾い集め、持ち帰った。そのうち、近所の公園の散策時にも、拾うようになった。折れてしまって芽吹くことのない枝が、次々折り重なるように立てかけられていった。なぜ拾うのか、夫に問うと、そのうち話すよと答えた。」
― 原美樹子
誰もの心の中にある「せかいの基礎」に思いを込めて。
原美樹子『Medeia 2.0 Issue 00: Mikiko Hara』
出版社:Indigo
判型:274 × 184 mm
ページ数:36頁
製本:ソフトカバー
発行年:2025年
言語:英語、日本語
エディション:300部
価格:4,950円(税込)
【関連リンク】
https://www.shashasha.co/jp/book/medeia-2-0-issue-00-mikiko-hara
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