top 本と展示展覧会ピックアップ入江泰吉記念奈良市写真美術館で報道写真家 浜口タカシ「ドキュメントアングル」が開催

入江泰吉記念奈良市写真美術館で報道写真家 浜口タカシ「ドキュメントアングル」が開催

2025/04/05

入江泰吉記念奈良市写真美術館で報道写真家 浜口タカシ「ドキュメントアングル」が開催される。
 
浜口タカシ(1931〜2018)は、戦後日本の社会を撮り続けた報道写真家だ。昭和の激動の時代に、人々の暮らしや社会の変化、歴史の転換点を鋭い視点で記録した。その作品には、市民の目線で社会の矛盾や不正を捉えようとする姿勢が貫かれている。
 
本展では、彼がとらえた歴史の瞬間を紹介する。皇太子ご成婚パレードの投石事件を記録した写真には、祝賀ムードの裏にある社会の不安が映し出されている。また、成田空港建設をめぐる闘争では、国家政策と個人の暮らしが衝突する厳しい現実が浮かび上がる。さらに、学生運動の現場では、社会変革を求める若者たちの熱気と、それに対峙する権力の姿が生々しく刻まれている。
 
浜口の作品は、時代の波に翻弄されながらも懸命に生きる人々の姿を伝えている。写真を通して、歴史の瞬間に刻まれた人々の思いに触れ、過去から現代へと続く社会の流れについて考える機会となるだろう。
 

  • ■展覧会情報
    報道写真家 浜口タカシ「ドキュメントアングル」
  • 【同時開催】入江泰吉「大和路の国宝」
    会期:2025年4月12日(土)~6月15日(日)
    時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
    休廊日:月曜日
    会場:入江泰吉記念奈良市写真美術館
    住所:奈良市高畑町600-1


■イベント・ギャラリートーク
浜口隆子×三木 学(美術評論家)×大西 洋(当館館長)
日時:4月12日(土)14:00~
※申込不要、要観覧券

 
■プロフィール
浜口タカシ(1931-2018)
戦後日本の社会を撮り続けた報道写真家。静岡県生まれ。関西の写真材料店勤務を経て、1955年に横浜で写真機店を開業。翌年、日本報道写真連盟に加入し、本格的に写真家として活動を開始。1959年、皇太子成婚パレードの投石事件を記録した写真が雑誌に採用され、報道写真家としてデビュー。その後、米軍基地問題、新潟地震、大学闘争、成田闘争など、戦後日本の激動の瞬間を記録。社会の矛盾や変革の現場を市民の視点で鋭く捉えた。
1978年、12年間にわたり撮影した三里塚闘争をまとめた写真集『戦慄の成田空港』を出版。同年、アメリカ報道写真家協会賞を受賞。著書に『記録と瞬間』(1969)、『大学闘争70年安保へ』(1970)など著書多数。2018年、逝去。
 
【関連リンク】
https://naracmp.jp/news/t4TI8aE1

展覧会概要

出展者 浜口タカシ
会期 2025年4月12日(土)~6月15日(日)
会場名 入江泰吉記念奈良市写真美術館

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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