都築響一 編『ゆびさきのこい Outsider Photography in Japan』がケンエレブックスより刊行された。
都築響一の編集による、いわゆる「普通」ではない写真表現を続ける13名のヒストリーと作品集となる。
■出版社による紹介
ただギターを弾いて、ノートにリリックを書くように、写真だってデジカメやスマホで撮りまくればいい。 思いや衝動がもっともダイレクトに、エモーショナルに表現と結びつく視覚の楽器、それがカメラなのだから。
写真界の外側にいる孤独な長距離走者たちが、いま突きつける写真の本分。
コラージュ、ダクト、太もも、SLと美女など、特異な撮影手法や被写体、さらにはカメラすら使わずに写真表現を続けるフォトグラファー13名の作品とヒストリーを、オールカラー、日英バイリンガル仕様でお届けする作品集‼
■目次
Prologue カメラオヤジの壁|The Camera Geek Wall
木原悠介|Yusuke Kihara
大倉史子|Fumiko Ohkura
北村 公|Koh Kitamura
mimi|mimi
井口直人|Naoto Iguchi
青木大祐|Daiyuu Aoki
露光 零|Ray Tsuyumitsu
Column 間違いだらけのカメラ選び|Choosing the Wrong Camera
島尻武史|Takeshi Shimajiri
今井次郎|Jiro Imai
北村千誉則|Chiyonori Kitamura
天野裕氏|Yuji Amano
杉浦 篤|Atsushi Sugiura
山口慧太郎|Keitaro Yamaguchi
後記|Postscript
「ゆびさきのこい」について|About “Yubisakino Ko i”(“Love at Your Finger tips”)
■プロフィール
都築響一(つづき・きょういち)[編]
1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』(ケンエレブックス、2021年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)、『Museum of Mom’s Art 探すのをやめたときに見つかるもの』(ケンエレブックス、2022年)など。
- 都築響一 編『ゆびさきのこい Outsider Photography in Japan』
- 発行日:2024年8月26日
- 発行:ケンエレブックス
- 編集:五十嵐健司
- デザイン:渋井史生
- 英訳:マーク・ロビンソン(Mark Robinson)
- 仕様:A4判、ソフトカバー、288ページ
言語:日本語、英語(一部日本語のみ)
価格:4,180円(税込)
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。