和田悟志「また終わるために」©Satoshi Wada
東京四谷のTOTEM POLE PHOTO GALLERYで和田悟志「また終わるために」が開催される。
写真とは残酷なものだと思うときがある。目の前の景色は、シャッターを押した瞬間には二度と戻ることがない。被写体が何であれ、寂寥感や喪失感が伴うことさえある。
だからこそ、目の前の事象に対して不可逆性を受け入れる覚悟が、写真というメディウムを取り扱う者には必要なのではないだろうか――そんなことをしばしば考えている。
今回展示するのは渡良瀬遊水地の野焼き(ヨシ焼き)の写真だ。
刻一刻と変わり続ける目の前の景色は、私にとって不可逆性のイメージそのものだった。「変遷・変化・変異」また「自然・人工」は、私が写真作品を制作する上での関心事である。野焼きという行為(あるいは事象)はそれらを内包している。いわば、今回発表する作品は私にとって原点ともいえるものだ。
■展覧会情報
和田悟志「また終わるために」
会期:2025年3月18日(火)~3月30日(日)
時間:12:00〜19:00
休廊日:月曜日
会場:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
住所:東京都新宿区四谷4-22 第二富士川ビル1F
■プロフィール
和田悟志(わだ・さとし)
1980年福島県生まれ
東京都に在住し、活動中
2012年 第7回写真「1_WALL」審査員奨励賞(増田玲選)
2013年 ニコンサロンJuna21
2021年 IMAnext 「STORY」(米田知子選)ショートリスト
【関連リンク】
https://tppg.jp/for-to-end-yet-again-and-other-fizzles/
出展者 | 和田悟志 |
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会期 | 2025年3月18日(火)~3月30日(日) |
会場名 | TOTEM POLE PHOTO GALLERY |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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