2025年2月16日(日)16:00より、写真集食堂めぐたまにて山田脩二『日本村』島 出版記念トーク「飯沢耕太郎と写真集を語り尽くすvol.21」が開催される。
本イベントでは、写真集カラー版『日本村』島2020-2024(発行:ぴあ)について、著者の山田脩二と飯沢耕太郎が語る。御年85才を重ねる山田脩二は「島には独特の景観・島影・情感などが漂っています。その魅力的なエネルギーが今、残念ながら退化・風化し続けています」と書いている。コロナ以降の数年、瀬戸内海を中心に40を超える島々を渡り歩き、撮りためた近作を映写しながら、四方を海に囲まれた日本の島々や、島国である日本そのものを、存分に味わえそうだ。
飯沢耕太郎(写真評論家)
- 「カワラマン」に転身していたはずの山田脩二さんは、いつのまにか「カメラマン」に戻っていた。このたび刊行された『日本村 2022-24 島』は、オールカラーの力作。風景の細部に目を凝らしつつ、「日本村」の構造をしっかりと把握していくカメラワークは、まさに山田さんの真骨頂といえる。
「島」という新たなテーマを得て、「見る」「撮る」ことの歓びが、全編に溢れる写真集となった。
■開催概要
日時:2025年2月16日(日)16:00〜18:00
場所:写真集食堂めぐたま
住所:渋谷区東3丁目2−7 1F
アクセス:恵比寿駅西口より駒沢通り北上徒歩9分
電話:03-6805-1838
■プログラム
15:30開場/16:00開演
スライドトーク『あっちも、こっちも、あれも、これも“島”だ…』
話し手:山田脩二、聞き手:飯沢耕太郎(写真評論家)
17:45トーク終了、写真集販売タイム
※終了後、事前申し込み制で食事会あり(18:00〜21:30)
■参加費
スライドトーク参加費:1,000円(定員30名)
食事会参加費:4,000円 乾杯用ドリンク付き+追加の酒代は各自(定員10名)
■申し込み
参加希望の方は以下のフォームに記入。
フォーム記入が難しい方は電話でも受付も可(担当:青木 090-6535-0248)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhRIm4cPlZfnPfwE-tUXJg0N15UXlTtpIZJT5gcuPQb0B6pg/viewform
■写真集
購入希望の方は会場にて販売。
仕様:285×285mm、108ページ
掲載作品:カラー541点・モノクロ38点
価格:本体7,000円+税
■プロフィール
山田脩二(やまだ・しゅうじ)
1939年、兵庫県西宮甲子園生まれ。1960年、桑沢デザイン研究所を修了後、印刷会社で印刷と写真の技術を2年学ぶ。退社後、常滑や瀬戸内海などを旅する。1960年代-1970年代、主に建築・美術などの写真を撮る一方、新旧入り交じった村、街、都市の光景も撮り、数多くのメディアに取り上げられた。1982年に職業写真家に「終止符宣言」をして、兵庫県淡路島の瓦生産地・津井に移り住み、瓦師(カワラマン)に転身。伝統的ないぶし瓦を現代の新たな空間に活かす仕事をしながら、地域に点在する炭焼きの現場を訪ね回る。写真を焼き、土を焼き、木を焼き、スミからスミまで焼きにこだわり続け、ついに焼きと酔いが回っていい歳になってしまった85才。
飯沢耕太郎(いいざわ・こうたろう)
写真評論家。きのこ文学研究家。
1954年宮城県生まれ。1977年、日本大学芸術学部写真学科卒業。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。主な著書に『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書、1996)、『デジグラフィ』(中央公論新社、2004)、『きのこ文学大全』(平凡社新書、2008)、『写真的思考』(河出ブックス、2009)、『深読み!日本写真の超名作100』(パイインターナショナル、2012)などがある。
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。