多面体のごとく様々な貌を見せる巨大都市東京。その中でも最もエネルギーに満ちた場所は渋谷であろう。
つい一週間前そこに在った風景が忽然と消えているのは渋谷の日常茶飯事だ。
果てしなく続く再開発の嵐は、圧倒的な破壊と創造で街を日々アメーバのごとく変貌させてしまう。
渋谷ほど、時代の空気がダイレクトに反映される変幻自在な街は他にない。
それは、この街の持つ強力な磁場に引き寄せられる人々の容貌にも現れる。
無数の群衆が自らの出で立ちを主張しながら擦過するスクランブル交差点は、都市という劇場における舞台装置だ。
ハロウィンで暴動寸前となったかと思えば、緊急事態宣言では無人のゴーストタウンと化してしまう渋谷。
この10年余り、折に触れて、このカオスに満ちた街を撮り続けて来た。
気がつくと、そこには現在進行形で進み続ける街の変貌が地層の様に写り込んでいた。
出展作品数100点を予定
- 会場:OM SYSTEM GALLERY(旧 オリンパスギャラリー東京)
住所:160-0023 東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル B1F
OM SYSTEM PLAZA(旧 オリンパスプラザ東京)内
会期: 2022年6月16日(木)~6月27日(月)10:00 〜 18:00
最終日 15:00 まで ※休館日6月21日(火)・22日(水) 入場無料
※火曜・水曜定休、GW・夏季・年末年始の長期休業- https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3566
【中藤毅彦写真展作品解説】
■OM SYSTEM GALLERY内にて開催
6月18日(土)14:00~15:00
6月25日(土)14:00~15:00
※予約不要・参加無料
お問い合わせ:ギャラリー事務局
TEL:03-5909-0190(火・水定休)
【写真家プロフィール】
中藤毅彦(なかふじ・たけひこ)
1970 年東京生まれ。
早稲田大学第一文学部中退。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。
作家活動と共に東京•四谷三丁目にてギャラリー・ニエプスを運営。
都市のスナップショットを中心に作品を発表し続けている。
国内各地の他、東欧、ロシア、キューバ、中国、香港、パリ、ニューヨークなど世界各地を取材。
国内外にて個展、グループ展多数開催。
第29回東川賞特別作家賞受賞。第24回林忠彦賞受賞。
写真集に「Paris 2011-2019」「STREET RAMBLER」「White Noise」他
出展者 | 中藤毅彦 |
---|---|
会期 | 2022年6月16日(木)~6月27日(月) |
会場名 | OM SYSTEM GALLERY |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。