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東京新宿のRollで公文健太郎「煙と水蒸気」が開催

2024/10/28

東京新宿のRollで公文健太郎「煙と水蒸気」が開催される。
 
⼤学⼀年⽣の時に⽗から譲り受けた「OLYMPUS PEN FT」は、ミラーをボンドでくっ付けるくらいの使い古されたオンボロカメラ。早速、⽗に⾔われるがままにカメラの使い⽅を教わり⼀枚撮ってみる。ちゃんと撮れた。
 
「煙と⽔蒸気」と題した本展では、2023年の⼀年間をかけてこのカメラで撮影した膨⼤な写真の中から厳選し展⽰、販売する。初めてシャッターを切った⽇から24年。写真を⽣業にするきっかけとなったカメラで撮影した本作は、唯⼀の⽗と唯⼀のカメラの結託によって、彼と写真を未来に誘(いざな)った軌跡なのかもしれない。本展に併せ、同タイトルの写真集を刊⾏する。

 

『何⼗年も前に⽗が同じカメラのファインダー(窓)で切り抜いた⾵景と、僕が切り抜いた⾵景が
どこか似通っていることが嬉しかった。まるでこの1年の写真は、⽗の⽬を借りて撮ってきたの
か?と思えるほどであった』 ‒‒‒ 公⽂健太郎(写真集「煙と⽔蒸気」より⼀部抜粋)

 

■展覧会情報
公文健太郎「煙と水蒸気」
会期:2024年12月6日(金)~12月28日(土)
時間:13:00~20:00
休廊日:月曜日
会場:Roll
住所:東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラス No.105

 

■写真集紹介
『煙と⽔蒸気』
著者: 公⽂健太郎
編集: 藤⽊洋介
翻訳: ロバート・ツェツシェ
デザイン: 宮添浩司
発⾏: COO BOOKS
定価:8,000円(税別)※オリジナルプリント付
 
■プロフィール
公⽂健太郎(くもん・けんたろう)
写真家。1981年⽣まれ。ルポルタージュ、ポートレートを中⼼に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に「⼈と⾃然の接点」をテーマに主に⼀次産業の現場を取材。⽇本全国の農⾵景を撮影した『耕す⼈』、川と⼈のつながりを考える『暦川』、半島を旅し⽇本の⾵⼟と暮らしを撮った『光の地形』などを発表。2022年には瀬⼾内の島に起こる過疎化をテーマに『眠る島』としてドイツのKehrer社から出版。2012年『ゴマの洋品店』で⽇本写真協会賞新⼈賞受賞。2024年⽇本写真協会賞作家賞受賞。
 
【関連リンク】
https://yf-vg.com/roll.html

展覧会概要

出展者 公文健太郎
会期 2024年12月6日(金)~12月28日(土)
会場名 Roll

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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