京橋にあるアートギャラリーとベーカリー&カフェが併設する「Gallery & Bakery Tokyo 8分」にて、川端健太「document / skin」が開催される。本展では、「皮膚感覚」や「触覚」に着目して制作を続けてきた川端の新作絵画に加え、修士・博士課程で制作された作品を交え、情報化・非接触化が進む現代における身体と世界の関係性を問い直す。
川端は、1994年埼玉県に生まれ、東京藝術大学大学院修士課程を修了。これまで現代的な視覚体験や感覚、個人の記号化や、インターネットの普及に伴う人とのコミュニケーションの多層化など、人と人との情報伝達を間接的にしていると思われる隔たりについて考え、絵画彫刻の制作に取り組んできた。2019年に東京藝術大学大学美術館に収蔵、2023年に岡本太郎現代芸術賞入選、2026年に野村美術賞受賞のほか、O氏記念奨学生、クマ財団4期奨学生、佐藤国際文化育英財団奨学生、神山財団奨学生に選ばれるなど活動を重ねてきた。
本展「document / skin」は、新作絵画に加えて、修士と博士課程で制作された作品を組み合わせた展示構成となる。
- ■展覧会ステートメント
私は、「皮膚感覚」や「触覚」といった身体的な感覚に着目し、絵画制作に取り組んでいる。- 皮膚感覚とは、単に外部刺激を受容する物理的機能にとどまらず、自己の境界を認識し、他者や世界との関係性を構築するための多層的な知覚領域である。情報化や非接触化が加速し、身体的リアリティが希薄化する現代において、実在を確認する回路としての「触覚」を再考することは、私たちが世界をいかに受容しているかという知覚の前提を問い直すことにつながる。
- 展示タイトル「document / skin」は、皮膚を単なる生体組織としてではなく、経験や外部との接触が蓄積される「記録媒体(ドキュメント)」として捉える姿勢を示している。また、「手」や「パスポート写真」、「幼児」といったモチーフは、皮膚を「触れる・触れられる」や「見る・見られる」という関係が交錯する表面と捉え、コロナ禍以降、反復的に用いてきたものである。これらは、原初的な接触への希求と、社会制度による身体の管理という、皮膚をめぐる二極的な側面を象徴している。
- ■展覧会情報
- 川端健太 個展「document / skin」
会期:2026年3月7日(土)〜4月7日(火)- 時間:8:00〜19:00(会期中無休・観覧無料)
- 会場:Gallery & Bakery Tokyo 8分
- 住所:東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 1F
- アクセス:
東京メトロ銀座線「京橋駅」6番出口 徒歩3分
東京メトロ銀座線「日本橋駅」B1出口 徒歩5分
JR各線「東京駅」八重洲中央口 徒歩8分
■レセプション
日時:3月6日(金)19:30〜21:00
■プロフィール
川端健太(かわばた・けんた)
1994年埼玉県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。
「皮膚感覚」や「触覚」といった身体的で多層的な感覚に着目し、絵画制作に取り組んでいる。2019年に東京藝術大学大学美術館に収蔵。2023年に岡本太郎現代芸術賞入選、2026年に野村美術賞を受賞。O氏記念奨学生、クマ財団4期奨学生、佐藤国際文化育英財団奨学生、神山財団奨学生。
【関連リンク】
https://artsticker.app/events/112268
| 出展者 | 川端健太 |
|---|---|
| 会期 | 2026年3月7日(土)〜4月7日(火) |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。


PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。
「Photo & Culture, Tokyo」最新の更新情報や、ニュースなどをお届けメールマガジンのお届け
書籍、写真グッズなど会員限定の読者プレゼントを実施会員限定プレゼント