大西みつぐ「WONDERLAND 東方聖地」©Mitsugu Onishi
東京東向島の東向島アーティストインレジデンスで大西みつぐ「WONDERLAND 東方聖地」が開催される。
下町をフィールドワークとする写真家・大西みつぐが下町にある築100年の古民家を展覧会とした会場で展示を行う。その2階に宿泊したゲストが会場の監視スタッフとして展覧会オーディエンスを迎いいれる仕組みとなる。作品と滞在者と鑑賞者とロケーションが交互する関係をつくりだす空間となる。
TOKYO・東方聖地とは、中沢新一の『アースダイバー 東京の聖地』(講談社・2017年)の「聖地」論を参考に、これまで大西が撮ってきた東京東部の「失われた町」に新たな視点を加えた。築地、明治神宮とは異なる、静かで力強い場のエネルギー。そこには、敗戦、昭和、バブル期など、それぞれの時代に刻まれた記憶が、風景の中に息づいている。大西みつぐは、これらの場所を静かに一人漂いながら、カメラを向けていきた。この写真展は、私たちに、風景の中に隠された物語を読み解く喜びを与えてくれるだろう。
- ■展覧会情報
- すみだ向島EXPO2024
- 大西みつぐ「WONDERLAND 東方聖地」
会期:2024年10月5日(土)~11月3日(日)
時間:12:00〜18:00 (最終入場17:45)
休廊日:火曜日、水曜日、木曜日
会場:東向島アーティストインレジデンス
住所:東京都墨田区東向島3-31-3- 企画:北川貴好
- 主催:東向島アーティストインレジデンス
■プロフィール
大西みつぐ(おおにし・みつぐ)
1952年東京深川生まれ。写真家。東京の下町の人々を長年撮り続けてきた写真家。木村伊兵衛写真賞受賞(1993年)という経歴からも、その作品がいかに高く評価されているかがわかる。彼の作品は、単にスナップ写真にとどまらず、下町という場所、そこに暮らす人々の生活、そして時代が刻んだ痕跡を深く掘り下げていく。
【関連リンク】
https://sumidaexpo.com/contents/1926/
出展者 | 大西みつぐ |
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会期 | 2024年10月5日(土)~11月3日(日) |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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