top 本と展示展覧会ピックアップ奈良県の入江泰吉記念奈良市写真美術館で中西敏貴「The New Land」が開催

奈良県の入江泰吉記念奈良市写真美術館で中西敏貴「The New Land」が開催

2024/08/26

奈良県の入江泰吉記念奈良市写真美術館で中西敏貴「The New Land」が開催される。

 

中西敏貴は自然の気配を見事に掬いあげる写真家である。「The New Land」は、北海道を舞台にした2つのシリーズで構成される。多彩なモノクロームの「オプタテシケ」は、壮大な大雪山の風の音や土の声を感じるままに描いたシリーズである。そして、オホーツク文化に辿る「地と記憶」。緻密な調査を重ね、俯瞰した視点で淡々と生み出されたイメージは風景写真の概念を拡張していく挑戦でもある。稀有な感性を備えた中西敏貴の世界を堪能してほしい。静かに耳を澄ませ、想像を膨らませていただけると幸いである。
(梶川由紀/キュレーター)

 

■展覧会情報
中西敏貴「The New Land」
会期:2024年9月7日(土)~11月24日(日)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休廊日:月曜日
会場:入江泰吉記念奈良市写真美術館
住所:奈良市高畑町600-1

 

■トークイベント
開催日:2024年9月7日(土)14:00〜
参加者:中西敏貴(写真家)、梶川由紀(キュレーター)、大西洋(館長)
 
■プロフィール
中西敏貴(なかにし・としき)
1971年大阪生まれ。2012年に美瑛町へ移住。大雪山系とその麓に広がる丘陵風景をメインフィールドとしつつ、人々と自然との関わり方を探求する旅を続けながら、古来から続く北海道の基層文化をテーマに作品制作に取り組む。主な作品に、先住民族の自然観を想像し風景を見つめた「Kamuy」(玄光社、2020 年) 、有史以前の自然をイメージした「オプタテシケ」(Case Publishing、2023年)、オホーツク文化を舞台にした「地と記憶」(Case Publishing、2024 年)など。
日本写真家協会会員、日本風景写真家協会会員、日本風景写真協会指導会員、thinkTANKphotoアンバサダー、Markinsアンバサダー、Angelbirdアンバサダー、ホグロフス・フレンズ

 
【関連リンク】
https://naracmp.jp/official

展覧会概要

出展者 中西敏貴
会期 2024年9月7日(土)~11月24日(日)
会場名 入江泰吉記念奈良市写真美術館

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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