- 「私が取り続けてきたのは、人びとの生活や顔である」
- 木村伊兵衛
日本の写真の歴史に大きな足跡を残した写真家・木村伊兵衛(1901-1974)。 昭和の初期に実用化が始まったばかりの小型カメラに写真表現の可能性をいち早く見出し、“ライカの名手”として名声を確立した。
本書は、文芸諸家のポートレート、東京下町の日常の場面を素早く切り取ったスナップショット、晩年の傑作「秋田の農村」をテーマとしたシリーズなどで構成したものに、あらたにパリで撮影したカラー作品群を加え、木村伊兵衛の活動の全容を網羅した。 多くの代表作を通じて、写真家・木村伊兵衛を回顧する内容となっている。
- 「ライカを手にして以来、人間を愛し、人間の暮らしを撮り続け、生涯写真家として撮り続けることができた伊兵衛さんの人生は幸せだったのではないかと、今も思っている」
- 田沼武能
【構成・写真篇】
第1章 夢の島ーー沖縄
第2章 肖像と舞台
第3章 昭和の列島風景
第4章 ヨーロッパの旅
第5章 中国の旅
第6章 秋田の民俗
第7章 パリ残像
【寄稿】
田沼武能「師木村伊兵衛との出会い」
飯沢耕太郎「写真家として生きた人──木村伊兵衛の写真の世界」
- 木村伊兵衛『新版 木村伊兵衛 写真に生きる』
- 寄稿:田沼武能、飯沢耕太郎
- 発行:クレヴィス
- 発行日:2024年3月18日
- 仕様:B5変型(251×174mm)、上製、256頁
- 価格:3,300円(税込)
【関連リンク】
https://crevis.co.jp/publishing/new-edition-iheikimura/
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