top スペシャルレポート【PCT企画展】廣田比呂子写真展 「ハロー!ナマステ!こんにちは! ー最高に幸せになれるインドー」がフジフイルム スクエアにて開催

【PCT企画展】廣田比呂子写真展 「ハロー!ナマステ!こんにちは! ー最高に幸せになれるインドー」がフジフイルム スクエアにて開催

2024/06/11

東京・六本木のフジフイルム スクエアにて、廣田比呂子写真展 「ハロー!ナマステ!こんにちは!ー最高に幸せになれるインドー」が開催されます。

 

【写真家たちの新しい物語】は富士フイルムによる若手写真家応援プロジェクトで、原則として富士フイルムフォトサロンで個展開催経験のない45歳以下の方なら誰でも応募することができます。応募テーマは自由、「富士フイルムフォトサロン 東京」の1つのスペースで2週間開催することができます。

 

富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】として、インドのガンジス川流域を中心に、道行く人たちのポートレートを撮影した写真家・廣田比呂子氏による写真展が「富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3」にて開催されることとなりました。本展の企画をPCTが務めさせていただきました。

 

 

2012年に初めて訪れて以降、何度も足を運んでしまうという国インド。ガンジス川は、ヒンドゥー教徒にとって聖なる川であり、沐浴をすることで一生分の罪を洗い流すことができると信じられています。同時にその土地に暮らす人々にとっては、洗濯をし、対岸へと運ぶ船を出し、火葬場の灰を流すという生活や人生に欠かせない場所です。廣田氏はたくさんの巡礼者や観光客、牛や猿が行き交うインドの日常に一人の来訪者として身を投じることで「雄大なガンジス川を前にして、何もかもが共存し、境目はないのだという自由を感じた」と話します。

 

 

写真展開催が決定した後もインドへ足を運び撮影した、膨大な写真の中から厳選する作業からご一緒させていただきました。「毎回もう二度と行きたくないと思うのに、日本に戻ってくるとまたすぐに行きたくなる」という廣田さん。これまでの常識をいつも打ち砕かれ、どんな人も動物も関係なく自由に振る舞い、人が人を呼ぶようなハッピーに包まれているインドに魅了され続けているそうです。

 

プロラボクリエイト プリンティングディレクター稲葉誠之さんとともに展示プリントを確認する廣田さん

 

展示プリントの立ち合い時も「この方はずっと話しかけてきて…」とにこやかに話す廣田さんの人柄に、現地の方々も魅了されていたのだと感じます。

 

富士フイルムフォトサロン倉富二裕美さんと会場配布用フライヤーの色校正をする様子

 

FUJIFILM X100Vと “チェキ” INSTAX mini Evo™️で撮影した、にこやかな視線を向ける人々や動物、土地の表情、写し出された鮮やかな色彩から「最高に幸せになれるインド」をぜひご体感ください。

 

  • ■ステートメント
    インドを歩いているといろんな人が声をかけてくる。
    ただの好奇心だったり、何か売ろうとしていたり、誰にも話しかけられずに町を歩くことは不可能だ。あれ?この人知り合いだっけ?初対面とは思えない距離感だ。
    世界1位の人口14億人を誇るこの国の人全員をチェキで撮れたら面白いのではないかと、ある日思いついた。気軽に撮影に応じてくれるだけではなく、この人も撮ったほうがいいと半ば強引に仲間を連れてやってくる。次々と人が集まってきてすぐに人だかりだ。インドの人口はものすごいスピードで増えているので、悔しいけれど一生かけてもこのプロジェクトは追いつくことは不可能だ。
    ある朝、ガンジス川の水面も空もそこにあるすべてが、ほんの一瞬だけ見渡す限り淡いピンクになった。空と大地も昨日も今日も明日もこの世のすべてにおいて、境目なんかなくて人間が勝手に区切っているだけに思えてきた。
    この国はただの旅人でさえも自分自身に強い意志がないと負けてしまいそうになる。何かの流れに黙ってついて行っても、どこにもたどり着けなさそうだけど、迷ったらガンジス川と一緒に流れていけばいいのだ。善いことも悪いことも、生まれてから死ぬまでのすべてをこの聖なるガンジス川が受け止めて一緒に流れてくれる、きっとそこに答えがあるような気がする。
    どこに行っても次々と人が押し寄せ、そして通り過ぎていくインド。人だけでなく動物もただ自分が行きたい方向に向かって生きている。

 

 

■展示概要

富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】
廣田比呂子写真展

「ハロー!ナマステ!こんにちは!―最高に幸せになれるインド―」
会期:2024年6月14日(金)~7月4日(木)
時間:10:00〜19:00(最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで)

休館日:会期中無休
会場:富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3
入館料:無料(企業メセナとして実施しておりより多くの方に楽しんでいただくため)

作品点数:B2・A2サイズ、カラー約22点(展示作品は、描写性の高い富士フイルム製品「銀写真プリント」を使用)、チェキ用フィルム、約240点
主催:富士フイルム株式会社
企画:合同会社PCT
後援:港区教育委員会

 

■ギャラリートーク
日時:2024年6月15日(土)・29日(土)各日13:00〜(約30分間)
※6月15日(土)はゲストに村上仁一を迎えてのトークを予定

参加無料・予約不要
会場:富士フイルムフォトサロン 東京 写真展会場内

 

【プロフィール】
廣田比呂子(ひろた・ひろこ)

日本大学芸術学部 放送学科卒業。
第5回キヤノンフォトグラファーズセッションファイナリスト。APA AWARD 2016奨励賞、 2022入選。中国四川省 成都市主催 Go Chengdu 写真コンテスト3位。『Serquyosh -光あふれて』(赤々舎)出版、ライカプロフェッショナルストア東京にて同名の個展を開催(2020年)。

Website:https://www.hirokohirota.com

Instagram:@hirokohirota

 

【関連リンク】

https://fujifilmsquare.jp/exhibition/240614_03.html

展覧会概要

出展者 廣田比呂子
会期 2024年6月14日(金)~7月4日(木)
会場名 フジフイルム スクエア

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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