top 本と展示展覧会ピックアップ東京青山のスパイラルガーデンでヒューマニズムに生きたバルト三国写真展「Human Baltic われら バルトに生きて」が開催

東京青山のスパイラルガーデンでヒューマニズムに生きたバルト三国写真展「Human Baltic われら バルトに生きて」が開催

2024/05/17

東京青山のスパイラルガーデンでヒューマニズムに生きたバルト三国写真展「Human Baltic われら バルトに生きて」が開催される。
 
本展は、1960年代から1990年代に、バルト三国(リトアニア、ラトビア、エストニア)で活躍した18⼈の伝説的なヒューマニスト写真家による200点以上の作品を展⽰し、⽇常の⼤切さ、表現の⾃由、芸術の社会的役割に焦点を当てる。
 
■バルト三国で起きたヒューマニスト写真運動とは?
第⼆次世界⼤戦の影響で起こったヒューマニスト写真運動は、⼀⼈⼀⼈の⼈間性の重要さに光を当て、平和を推進してきた。バルト三国に⽣きたヒューマニスト写真家達は、厳しい国家検閲やグローバルな視点に対する敵意に晒されながらも、視覚的な⽐喩や、隠れメッセージ、「イソップ⾔語(検閲を逃れるための特殊なコミュニケーション⾔語)」などを⽤いながら、⼈々を照らし制約に挑戦していきた。写真家の視点を通して、ソ連時代を⽣きたバルト三国の⼈々のリアルな姿を感じながら、⼈⽣の⼒強さ、優美さ、複雑さを実感してもらいたい。
 
■バルトの道とは?
本展では、バルト三国の独⽴闘争において極めて重要な出来事であった「バルトの道」を、ARを⽤いたアプリケーションを活⽤し、体験することができる。バルトの道とは、1989年8⽉23⽇、約200万⼈が⼿を繋ぎ、エストニア、ラトビア、リトアニアを横断する690kmに及ぶ⼈間の鎖「バルトの道」を形成した、重要な平和的デモ運動だ。ソ連の占領に対するこの連帯と⾮暴⼒の抗議⾏動は、バルト三国が⽀配へ⽴ち向かい、集団⾏動の⼒と⾃由への切望を⼒強く⽰した。本展では、アプリケーションを通して、重要な歴史的出来事であるバルトの道を体感するだけではなく、抑圧に対する連帯とレジリエンスの象徴が見られる。
 

  • ■展覧会情報
    ヒューマニズムに生きたバルト三国写真展「Human Baltic われら バルトに生きて」
    会期:2024年5月27日(月)~6月9日(日)
    時間:11:00〜20:00
    休廊日:会期中無休
    会場:スパイラルガーデン
    住所:東京都港区南⻘⼭5-6-23
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  • ■関連イベント
  • ・パネルディスカッション「写真に潜むダブル・スピーク(二重表現)」
  • 日時:5月30日(木)18:00〜
    同時代の⽇本の写真との⽐較を通し、バルト三国と⽇本の写真家が⽬紛しい変化の中でどのように社会を記録したか探求する。戦後、急速な近代化を遂げた⽇本の写真家たちは、バルト三国の写真家達と同様、伝統と進歩のせめぎ合いを捉えてきた。これらのパネルディスカッションでは、レンズを通して⽇常⽣活を写し出す⼒強さに焦点を当て、⽇本とバルト三国の写真表現の伝統と、時代が芸術表現に与える影響⼒に関して模索する。
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  • ・ウクライナ難民支援チャリティー・オークション
    日時:6月4日(火)18:00〜
    ラトヴィア、リトアニア、エストニアのキュレーターが、バルト諸国の黄金時代のヒューマニズム写真の作家による30点以上の作品を紹介。

 

■キュレーター
・アグネ・ナルシンテ Agnė Narušytė
・ジュリア・ロデンゲリヤマ Džūlija Rodenkirhena
・トーマス・ヤールベルト Toomas Järvet
 
■参加アーティス(五⼗⾳順)
エストニア
・アルノ・サール Arno Saar
・エネ・カルマ Ene Kärema
・カリユ・スール Kalju Suur
・ペーター・トーミング Peeter Tooming
・ペーター・ランゴヴィッツ Peeter Langovits
・ティート・ヴェルマーエ Tiit Veermäe
 
ラトビア
・アイヴァース・リアピンシュ Aivars Liepiņš
・アンドレス・グランツ Andrejs Grants
・グヴィドー・カヨンス Gvido Kajons
・グナーズ・ビンデ Gunārs Binde
・ゼンタ・ジヴィジンスカ Zenta Dzividzinska
・マーラ・ブラフマナ Māra Brašmane
 
リトアニア
・アルギマンタス・クンチュス Algimantas Kunčius
・アルゲルダス・シャシュコス Algirdas Šeškus
・アレクサンドラス・マシアウスカス Aleksandras Macijauskas
・ビオレタ・ブベリーテ Violeta Bubelytė
・ロームアルダス・ポルジェルスキス Romualdas Požerskis


【関連リンク】
https://humanbaltic.com/ja/

展覧会概要

会期 2024年5月27日(月)~6月9日(日)
会場名 スパイラルガーデン

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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