千代田路子「永遠の野原ー野原に記憶を預ける」©Michiko Chiyoda
東京・六本木のストライプハウスギャラリーで千代田路子写真展「永遠の野原ー野原に記憶を預ける」が開催される。
■作品について
母が亡くなって以来、母を介護した時の記憶に悩まされた私は、いつしか忘れたいと思うようになった。と、同時に忘れたいと思うことへの後ろめたい気持ちにも苛まれた。
そんな煩悶の中で、「何かを忘れようとすればするほど、心に残るものだ。ある人曰く、何かを捨てなければならない時は、心に刻みつけよ」という、ウォン・カーワイの映画の言葉を思い出し、囚われている記憶を見つめ直してみようと思った。母の遺品を整理し、記憶を書き出すうちに、それらを弔い、埋葬したいと思いはじめた。そして私は、私にとって特別な場所である野原に入り、囚われていた記憶を埋める旅を空想した。
■プロフィール
千代田路子(ちよだ・みちこ)
グラフィックデザイナーから光学メーカー(senior executive officer)を経て、写真作家に転身。作品は、ストーリーテリングを重視し、近年は”喪の時”をテーマにした作品作りに取り組んでいる。国内外での個展の開催、エギジビションへの参加、コンテストでの受賞、美術館や写真財団での作品収蔵の実績がある。また、写真を通じて社会に貢献したいと、日本の伝統文化芸能の記録撮影に取り組んでいる。近年は仏像修復の工程を記録し、展覧会の開催、出版など文化財の保存・継承を啓蒙するプロジェクトを展開している。
ウェブサイト:https://www.michikochiyoda-jp.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/michiko_chiyoda/
■展覧会情報
千代田路子写真展「永遠の野原ー野原に記憶を預ける」
会期:2024年5月22日(水)~5月28日(火)
時間:11:00〜18:30(最終日は17:30まで)
休廊日:会期中無休
会場:ストライプハウスギャラリー
住所:東京都港区六本木5-10-33-3F
【関連リンク】
https://striped-house.com
出展者 | 千代田路子 |
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会期 | 2024年5月22日(水)~5月28日(火) |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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