写真家でアートディレクターのワタナベアニの著書『カメラは、撮る人を写しているんだ。』がダイヤモンド社より刊行された。
カメラの選び方、被写体の選び方、写真技術の学び方、「ボケ」の功罪、ポートレートで重要なこと。40歳から独学でプロになった写真家・ワタナベアニが書いた、自分の未来が変わる写真の撮り方が綴られている。
目次
はじめに
1 | 「いいね」がたくさんついたから
2 | いいカメラを買えば、いい写真が撮れるのか
3 | 最初にどんなカメラを買えばいいのか
4 | 好きなものを好きなように撮ればいいんだ
5 | 写真は文学だ
6 | 撮るとは「選ぶ」こと
7 | 写真のオリジナリティ
8 | ヘタでも成り立つ唯一のアート
9 | カメラを買ったのに撮らなくなってしまう
10| うまいのにダメな写真と、ヘタなのにいい写真
11| 徒弟制度の厳しさ、独学の危うさ
12| 記録と表現の違い
13| 日本人はなぜ「ボケ」が好きなのか
14| 写真の食中毒
15| 絶対に撮ってはいけないもの
16| 二度見ても撮りたいものを撮る
17| 「バエ」には種類がある
18| 学ぶ人の「スパイラル理論」
19| 写真をどれだけ長く見られるか
20| 「愛した記憶の化石」
21| 趣味としての写真
22| 「スライド理論」
23| 写真とは「断言」である
24| ポートレートの難しさ、圧倒的なおもしろさ
25| 本当に撮りたい人は誰なんだ
26| 写真家のギャランティ
27| 「いい写真」に必ず写っているもの
28| 感情のグラデーションをどう表現するのか
29| ピースサインとクリシェ
30| 「写真用語」と現像の話
31| 模倣と教養の違い
32| 写真と光
33| 自分の写真が凡庸だなと思ったら
34| 写真と映画
35| 写真は嘘をつく
36| カズトのノート
おわりに
■プロフィール
ワタナベアニ
一九六四年横浜生まれ。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務を経て、一九九九年に独立。二〇〇六年より写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展などを中心に活動。著書に『ロバート・ツルッパゲとの対話』(センジュ出版)がある。
- ワタナベアニ『カメラは、撮る人を写しているんだ。』
- 発行:ダイヤモンド社
- 発行月:2024年1月
- 仕様:A5判、並製、272ページ
- 定価:1,980円(税込)
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。