オノデラはデビューである「第一回 写真新世紀」(1991年)から現在に至るまで、写真というメディアの枠組みを超えた作品制作を続けてきた。
その写真へのアプローチは多彩であり、カメラ自体に手を加えて撮影したり、時にはペイティングの要素を取り入れるなど、自由な想像力を作品に投影してきた。
「大きく拡大された銀塩写真の粒子は砂目のように荒く、そのプリントのざらついた表面上に違和感際立つStareReapプリントをぬらぬらと被せ次元を飛び越える。それは私にとって「溶けて無くなった彫像」の不在を呼び戻すような行為なのだ。」とオノデラは語る。
本展は、このSteraReapとコラボレーションした新作に加え、2006年から2014年に制作された《Eleventh Finger》シリーズ数点など過去作品も交えた形で展開されている。
写真表現のありかたに挑戦を続けるオノデラユキの展示に期待したい。
オノデラユキ 「ここに、バルーンはない。」
期間 2022.3.19. Sat - 4.9. Sat
営業時間 12:00 - 19:00
会場 RICOH ART GALLERY
休廊日 日・月・祝
※ 最終日は、18:00で閉廊いたします。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言発令等により、会期・営業時間が前後する可能性がございます。予めご了承ください。
【関連リンク】
https://artgallery.ricoh.com/exhibitions/herenoballoon
出展者 | オノデラユキ |
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会期 | 2022年3月19日(土)〜4月9日(土) |
会場名 | RICOH ART GALLERY |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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