東京新宿のビームス ジャパン「B GALLERY」でグレート・ザ・歌舞伎町 写真展「どうも」が開催される。あわせて同名の写真集も発売となる。
あらゆる「本物」を探し、自らが奮い立つ瞬間、場所、人を求め神出鬼没に各地を駆け巡る写真家、グレート・ザ・歌舞伎町。鮮烈なポートレートからコロナ禍の東京、各地の祭りまで…… “いつもの歌舞伎節”は健在ながら、新たな切り口が光る新作写真集『どうも』の出版を記念した展覧会だ。
飯田団紅氏(切腹ピストルズ)が手がけた迫力の題字が目を惹く写真集から、選りすぐりの作品を展示・販売するほか、盟友・植地毅デザインの「ザ・グレート・カブキTシャツ」などもお披露目する。
震災直後にベルリンで発表された「どうぞ」(2011年)、安岡力也、立川談志をはじめとした力強いポートレート集として話題を呼んだ「どうよ」(2019年)に続く、令和5年・夏の元気なご挨拶「どうも」。〈B GALLERY〉では8年ぶりとなるグレート・ザ・歌舞伎町の展覧会だ。
- ■展示情報
グレート・ザ・歌舞伎町 写真展「どうも」
期間:2023年7月27日(木)〜 8月13日(日)
会場:ビームス ジャパン(新宿)5F 「B GALLERY」
住所:東京都新宿区新宿3-32-6
時間:11:00〜20:00(1F-5F)
定休日:不定休
■グレート・ザ・歌舞伎町写真集「どうも」
“ 東洋の神秘 ” と謳われた名プロレスラー「ザ・グレート・カブキ」と、東洋イチの 繁華街として名高い「歌舞伎町」をドッキングした名を冠する写真家、グレート・ ザ・歌舞伎町(ちなみに、ザ・グレート・カブキ本人からその名を拝借することは了承済み)。ザ・グレート・カブキのポートレートから始まる新作は、コロナ禍から東京オリン ピック2020、都知事選や国政選挙、故・安倍晋三元首相の国葬まで。令和という 時代に刻まれる忘れがたき事象が連なる一方で、北島三郎が大衆を熱狂させたコマ劇場跡地に建設されたゴジラビル、東急歌舞伎町タワー、ブロックパーティー、トー横キッズ、ハイジアのプールなど。路上と中空の視点から切り取られた歌舞伎町 という街の変貌と今が、先に記した“日本の忘れ形見”にクロッシングする。
そして、絶対的に変わらないこと。継続して追いかける人物や伝統芸能、ハレの 景色と祭の断片が句読点のように時代と街を繋ぎとめていく。
「写真家はつねに時代を面白く見て、時代と共生していくものだと思っています」
(『美術手帖』No.1098 グレート・ザ・歌舞伎町インタビューより)
どうも——。軽やかに時代と交わるグレート・ザ・歌舞伎町。ドキュメンタリーとひと言では括れない、連なる写真の面白さ。あわよくば、あなたなりの面白がり方も本作を通して見つけてもらえるだろう。
■写真集情報
販売価格:6,600円(税込)
A4判 ・ハードカバー上製本・128ページ
2023年7月27日発行・初版500部
題字=飯田団紅 (切腹ピストルズ)
装丁/デザイン=鵜飼悠太(Document Marker)
編集=仲田舞衣
発行=DOUMORI PUBLISHING
■プロフィール
グレート・ザ・歌舞伎町(Great The Kabukicho)
写真家。東京生まれ。雑誌、広告を中心に活動。主な写真展に、「LHASA IN EXILE ~ CELEBRATION OF 70th BIRTH ANNIVERSARY OF H.H.THE 14th DALAI LAMA」(SPACE FORCE、2005)、「X-COLOR/ グラフィティin Japan ~ Making the X-COLOR」(水戸芸術館、2005)、「若松孝二」(B GALLERY、2013)、「グレート・ザ・歌舞伎町 写真展」(TOKYO CULTUART by BEAMS、B GALLERY、2015年)。主な作品集に、『抱くことば』(ダライ・ラマ 14 世との共著、イースト・プレス)、『Great The Kabukicho』(Doumori Publishing)、『Tits』(Document Marker)がある。
www.greatthekabukicho.com
https://www.instagram.com/greatthekabukicho/
【関連リンク】
https://www.beams.co.jp/news/3619/
出展者 | グレート・ザ・歌舞伎町 |
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会期 | 2023年7月27日(木)〜 8月13日(日) |
会場名 | B GALLERY |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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