東京中野スタジオ35分で清水裕貴展「よみがえりの川」が開催される。
写真家であり小説家でもある清水裕貴は、土地の歴史や伝説をリサーチし、物語を立ち上げ作品を製作している。本展示は神田川にまつわる伝説をもとに新たな物語を創造し、写真、映像、言葉を用いたインスタレーションとなる。
展示に加えて、言葉と写真で編まれたZINEも作家自身が製作した。なお本展示「よみがえりの川」は新宿にあるアートライブラリーカフェバーA’holicとの共同企画であり、両場所で異なった作品の展示となる。
【よみがえりのワイン会】
ワイン好きな清水裕貴さんがこの展示に合わせて、ワインと簡単なおつまみをセレクトし、ワインを飲みながら作品について皆さんとわいわい話す会。
2月11日(土)18時〜20時
3月4日 (土)18時〜20時
*新型コロナの感染状況や都合により営業日・時間の変更あり。
【展示概要】
会期:2023年2月8日(水)〜3月4日(土)16:00〜22:00
定休日:日・月・火
*1ドリンクオーダー制
住所:東京都中野区上高田5-47-8
新宿を開拓して財を成した男は、自分の財産を守るために橋の上で沢山の人を殺して神田川に投げ込んだ。男が人殺しをした橋はいつしか「姿見ずの橋」と呼ばれるようになったが、男の罪は裁かれなかった。しかしその代償として一人娘が呪われて大蛇になった。大蛇は今もごみ屑と花びらが渦巻く水の中に住んでいるかもしれない。
この作品は神田川にまつわる伝説を題材にした呪いと魔術の物語。光と街のごみと会話を収集して、写真と短編小説と映像で構成した。
【写真家プロフィール】
清水裕貴(しみず・ゆき)
1984年千葉県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。土地の過去や伝説をリサーチしながら風景写真を撮り、物語を立ち上げ表現している。2011年1wallグランプリ受賞。2016年三木淳賞受賞。2022年、千葉市美術館「とある美術館の夏休み」展、TOKYO DIALOGUE/T3 PHOTO FESTIVAL参加、PGIにて個展「微睡み硝子」開催。2018年から小説の執筆をはじめ、新潮社のR-18文学賞大賞受賞。2019年 『ここは夜の水のほとり』(新潮社)、2022年 『花盛りの椅子』(集英社)、2023年 『海は地下室に眠る』(KADOKAWA)を出版。
【同時開催】
清水裕貴個展「よみがえりの川」@A'holic
東京都新宿区新宿3-11-1 高須ビル3階
2023年2月9日(木) - 3月7日(火)
18時-24時 水曜休
*ワンドリンクオーダー制
【関連リンク】
https://35fn.com
出展者 | 清水裕貴 |
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会期 | 2023年2月8日(水)〜3月4日(土) |
会場名 | スタジオ35分 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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