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PGIで潮田登久子作品展「マイハズバンド／My Husband」が開催、写真集も刊行

2021/12/31

^{©︎Tokuko Ushioda, Courtesy PGI}

東京品川にあるPGIで潮田登久子作品展「マイハズバンド／My Husband」が開催される。

「マイハズバンド／My Husband」は作者の潮田登久子が、夫であり写真家である島尾伸三を主人公としてまとめたものとなる。40年前のプリントとネガが発掘されたことをきっかけに、今回潮田の初期作品の多くがはじめて日の目をみることとなった。

潮田登久子と島尾伸三は1978年に娘のマホが生まれ、結婚した。その後、三人は憲政の神様といわれた尾崎行雄（政治家、ジャーナリスト）の旧居を移築した歴史的洋館の一室を借りて入居する。台所は共同で、家主や親族から貰いうけた家財道具が少しあるだけの、決して贅沢な暮らしではなかった。

妻となり、同時に母となった潮田は子どもを育てながら、アーティストとしての自身を再構築し、成長させていく必要があることを悟っていたであろう。そして子どもの存在は、それまで無意識に身につけてきた自己表現の形に、より敏感になるきっかけを与えたのかもしれない。

潮田の代表作「冷蔵庫／ICE BOX」と同時期に撮られた、これら未発表作品は、潮田作品をより深く理解するための新たな出発点となることだろう。

モノクロ作品約30点を展示。

期間　2022年1月26日（水） ─ 3月12日（金）

《写真集発刊のお知らせ》

潮田登久子『マイハズバンド』

執筆：長島有里枝　光田ゆり

アートディレクション：須山悠里

編集：高橋朗、ヒントンみゆき（PGI）、網野奈央（torch press）

翻訳：ポーリー・バートン（長島有里枝テキスト）河野晴子（光田ゆりテキスト）

プリンティングディレクター：平田浩二（大伸社ライブアートブックス）

印刷・製本：株式会社ライブアートブックス

発行：torch press

B5変形 2冊組

価格：5,000円（予価）

発行日：2022年2月5日　第1版

【関連リンク】

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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