今夏、ルイ・ヴィトンはアルル国際写真フェスティバル(Rencontres de la Photographie d'Arles、ランコントル・ダルル)にちなみ、「シティ・ガイド」の新刊『アルル』を刊行。
サンクレール(Sinclair)をゲスト寄稿者に迎え、未発表の写真数点も収録した本ガイドブックは、都市アルル、そこを終の棲家にした人々、そしてフォトグラフィにオマージュを捧げる。
「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド」はトレンドを探り当て、情報を提供し、都市の変貌をも追跡。初出版されてから20年間、ニューヨーク、ロンドンや東京をはじめ、世界の動向をリードする30都市のファッション、デザイン、コンテンポラリーアート、フード、そしてカルチャーにいたるまで、これまでのガイドブックの枠を越えた独自の視線を向けてきた。
それぞれ異なる分野で活躍するライターやゲスト寄稿者たちが筆を競い、最高に美しいホテル、最上級のレストラン、既成概念にとらわれない個性溢れるお店、歴史的スポットを各自の感性に基づいて紹介するのがコンセプトだ。
フェスティバル会期中、ルイ・ヴィトンは地元のワイン・バーにポップアップ・ブックストアをオープンし、サイン会などのイベントを催して来場者をお迎えする。さらに、「ファッション・アイ」シリーズの新たな2冊のフォトブック『キランバ』と『ラゴス』も刊行。
「ファッション・アイ」シリーズとは、著名なファッション・フォトグラファーたちが独自の視点で捉えた多彩な都市、地域、そして国の魅力をご紹介するフォトブック。各都市のパノラマや自然の景観、現地の生活の様子や、さらに瞑想的な作品などを織り交ぜ、目的地ごとに異なる幅広い視点から見た都市の全体像を披露。シ気鋭の新人や経験豊富なフォトグラファー、そして伝説的なファッション・フォトグラフィとの前例のない対話を実現している。
『ルイ・ヴィトン シティ・ガイド アルル』
ゲスト寄稿者: サンクレール(Sinclair)
写真:ベルトラン・ムニエ(Tendance Floue)、国立写真学校生(École Nationale Supérieure de la Photographie students)
著者:クリスト・キャシュラ(Christophe Cachera)、クララ・ル・フォール(Clara Le Fort)
書籍:日本未発売
言語:フランス語版と英語版
アプリ:App Storeからダウンロード可能。2022年7月4日(月)から9月25日(日)までは無料ダウンロード可能
ファッション・アイ『キランバ』 BY ローラ・ボンヌフー
ローラ・ボンヌフーはアンゴラの都市、キランバを舞台に、人と環境の関係に焦点を当てた一連のポートレートを制作。アンゴラの田舎の真ん中にある彫刻的な建築やパステルトーンの壁面など、この都市の輪郭に魅了されたローラ・ボンヌフーは、その社会的・構造的な複雑さを探究した。
写真:Laura Bonnefous
編集:Sylvie Lécallier
シルクスクリーンプリントを施した布地のバインディング
104ページ・仏語と英語のバイリンガル版
価格:6,270円(税込)
ファッション・アイ『ラゴス』 BY ダニエル・オバシ
流行の最先端を行く雑誌のファッションページにおいて常連寄稿者となっているダニエル・オバシがレンズを向けたのは、ナイジェリアの首都ラゴス。 Beautiful Resistance(美しき抵抗)─ 今回の「ファッション・アイ」の冒頭に大文字で描かれた、一見矛盾したタイトルは、著者であるオバシの意図について、疑念の余地を残さない。自らにとって最も重要な政治的・社会的問題──セクシュアリティ、ジェンダーの流動性、非同調、政治的腐敗、宗教的情熱──を寄せ集め、想像上の物語を紡ぎ出しているからだ。
写真:Daniel Obasi
編集:Patrick Rémy
シルクスクリーンプリントを施した布地のバインディング
112ページ・仏語と英語のバイリンガル版
価格:6,270円(税込)
【関連リンク】
https://apps.apple.com/jp/app/louis-vuitton-city-guide/id1014618396
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