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書店でもギャラリーでもない、本とアートの複合スペース「NONLECTURE books/arts」が渋谷スペイン坂に誕生

2026/03/19

合同会社ノンレクチャー(東京都渋谷区/代表:持田剛)は、2026年3月13日(金)、渋谷スペイン坂で渋谷PARCOが運営するZEROGATE B1Fにて、本とアートの複合スペース「NONLECTURE books/arts」をオープン。

 

「NONLECTURE books/arts」は、書籍、アート、展示、イベント、プロダクトといった領域を横断しながら、知覚や思考の往復運動を生み出す場として構想された。来場者は空間を回遊する中で偶発的な出会いや解釈の揺らぎを体験し、それぞれの関心や背景に応じた関わり方を見つけることができる。

 

1970年代以降、ファッションや音楽、アートなど多様な文化の更新点であり続けてきた渋谷という都市において、本プロジェクトは渋谷PARCOの文化的思想とも響き合い、場から生まれる感性を都市の文脈へと接続する試み。ブランドやアーティストとの協働、出来事の生成、コンテンツの発信を通じて、都市と人、文化の関係性に新たな層を加えていくことを目指す。

 

また、本プロジェクトにはアウトドア・スポーツアパレルメーカー、Goldwinが協賛。同社が掲げるパーパス「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」のもと、自然に向き合う姿勢やモノづくりの背景、未来を見据えた取り組みを常設エリアで紹介する。衣服を人間と自然が一体化するための装置として捉えてきたGoldwinの視座は、本とアートを通じて思考を往復させる「NONLECTURE books/arts」の姿勢と重なる。都市にいながら、自然や身体への感度を見つめ直す。そんな時間を生み出していく。

 

NONLECTURE、渋谷PARCO、Goldwinという異なる領域に立つ3者の視点が交差し、本とアートを入口として、都市の中に持続的な記憶を残す場所をつくること。「また戻ってきたくなる」という感覚そのものを設計思想に据え、「NONLECTURE books/arts」は誕生した。

 

ここは、話題や消費のための場ではなく、時間の蓄積とともに意味が更新されていく場。関心や立場の違いを越えて、国内外から訪れる人々がそれぞれの距離で関わり続けることのできる拠点として、渋谷という都市の日常の延長線上に静かに存在していくことを目指していく。

 

  • ■代表 持田剛 コメント
  • 「渋谷のど真ん中に誕生する「NONLECTURE books/arts」は、本屋でもギャラリーでもない、型に縛られない自由な空間です。店名は、詩人E.E.カミングスが型通りの講義(lecture)を拒み、自らの生き方を語った伝説的講義録『i: six nonlectures 』に由来しています。
  • また、この場所を考えるうえで、建築家・青木淳さんの著書『原っぱと遊園地』にある「原っぱ」という考え方にもインスピレーションを受けました。楽しみ方が決められた「遊園地」ではなく、訪れた人それぞれが自由に過ごし方を見つけられる場でありたいと思っています。
  • 店内には、四半世紀にわたりアートブックに携わってきた経験から選んだ約1500冊の洋書を中心に、ヴィンテージポスターやオリジナルアイテムが並びます。ナチュールワインやクラフトビール、コーヒーを片手に、アート展示や音楽、トークイベントなどをシームレスに楽しめる空間です。
  • 既存のルールやマーケティングに縛られず、自分なりの楽しみ方を見つけられる場所。本やアートを通じて、新しい視点と出会う自由な時間を過ごしていただけたら嬉しいです」

 

■来場体験をかたちづくる6つのコンテンツ

①アート関連の洋書を中心とした書棚

独自の視点で選んだ書籍を揃え、海外のアートブックやビンテージブックを中心に展開する。

②Goldwinのフィロソフィーを空間で表現する展示と書棚

アウトドア・スポーツアパレルメーカーGoldwinの思想や背景を、NONLECTUREの選書と企画を通して紹介する。Goldwinが大切にしている価値観や視点にも触れていただけるスペース。

③コーヒーやナチュラルワイン、クラフトビールなどを楽しめるCAFE BAR

厳選された食材を扱い、食の背景を大切にするフードスタイリスト・米田牧子主宰の「kokiliko(コキリコ)」。その確かな審美眼と舌でセレクトされた、コーヒーやナチュラルワイン、クラフトビールをカウンターで提供する。

④アートや写真、ポスターやエフェメラの展示販売

アートや写真作品、ビンテージポスター、各種エフェメラなどを展示し、気に入ったものは購入することもできる。

⑤出版記念やトークショーやサイン会等のイベント

作家やアーティストなど、多様なカルチャーの担い手を招いたイベントを予定している。

⑥オリジナルおよびコラボの限定商品の展開

NONLECTUREのオリジナルアイテムに加え、アーティストやブランドとの限定商品も紹介していく。

 

 

  • ■店舗概要
  • 店舗名:NONLECTURE books/arts powered by Goldwin
  • 住所:東京都渋谷区宇田川町16-9 渋谷ZERO GATE B1
  • 営業時間:11:00〜21:00
  • 店舗面積:120平米
  • オープン日:2026年3月13日(金)
  • Web:https://nonlecture.jp/
  • Instagram:@nonlecture_books_arts
  • お問い合わせ:info@nonlecture.jp

 

■エキシビション・イベント・トークショー スケジュール

・【EXHIBITION】ジェリー鵜飼展「ZEN HIKER」

音楽、ファッション、アウトドアブランドの広告・カタログ、雑誌連載など幅広く手がけ、独自の線とユーモアで知られるイラストレーター/アートディレクター、ジェリー鵜飼さん。
アートユニット「ULTRA HEAVY」やハイキングチーム「MPB」などでも活動され、近年は小説や短編の執筆にも取り組まれています。東京と八ヶ岳の二拠点で暮らし、ハイキングやフライフィッシングを生活の一部とする姿勢は、表現と日常を分けない実践そのものです。

NONLECTURE books/artsのオープンにあわせ、新作を含む展覧会「ZEN HIKER」を開催します。

「資本主義の限界が垣間見える。

21世紀は明るい未来じゃなかった。

だから山に行く。道具は少なくして。

獣の気配に怯え、冷たい風に震え、

雨を避けて寝袋に潜り夜が明けるのを待つ。

森を歩く。太陽は真上。不安も悩みも全て消えていた。

そんな山のあれこれを描いています。」

ージェリー鵜飼

開催期間:3月13日(金)〜4月5日(日)

 

・【EXHIBITION】柏田テツヲ写真展《Boundary》 at Goldwin room

写真家・柏田テツヲさんによる写真展《Boundary》をGoldwin Room開催いたします。自然と人間の関係性、共存と分断を主額に制作を続ける柏田さんの作品は、原生林や荒野を単なる風景としてではなく、開発によって変容してきた地形や、もともと先住民が大切にしてきた場所など、人と自然の関わりが積み重なってきた風景として捉え直します。ロサンゼルスを拠点に活動される柏田さんの作品群を、 本展では「境界」という視点のもと再構成いたします。

「人と自然の境界はどこにあるのか。 人と自然は交わることができるのか」

ー柏田テツヲ

開催期間:3月13日(金)〜5月10日(日)

 

・特殊ポスターショップ SOONER OR LATERインポート・カルチャーポスターズ POP-UP

海外直輸入ポスターを扱う日本最大規模のショップ。8,000枚超の在庫を持ち、30か国以上からの買い付けを行なっている。現代アート・映画・音楽・建築など幅広いジャンルを網羅。唯一無二のコレクションの中から、厳選したポスターで、2か月にわたる長期POP-UPを開催します。

開催期間:3月13日(金)〜5月10日(日)

 

・写真集『ママ』刊行記念トークイベント 〜写真家・田附勝 × 映画監督・山中瑶子

田附勝写真集『ママ』の刊行をきっかけに、これまで交わることのなかった二人の作家が出会い、対話を重ねるなかで、それぞれの世界観や感情が時間とともに立ち上がり、二人の次なる創作のインスピレーションとなる瞬間に観客も立ち会うイベントです。

開催日時:3月15日(日)16:00〜

 

・Bruce Pavitt 『SUB POP USA』サイン会

グランジの生みの親でありニルヴァーナのデビューアルバムをリリース。90年代初頭にグランジと言う音楽現象を創出したSUB POPレーベルの創設者であるブルース・パビィット氏の来日を記念してトーク&サイン会を開催します。79年に始めた同名のジンで彼が予言したように、ビルボード1位に君臨していたマイケル・ジャクソンをニルヴァーナが蹴落とすまでの全ての物語を知る彼からどのような話が聞けるのか乞うご期待。

開催日時:3月26日(木)19:00〜

 

 

  • ■NONLECTURE books/artsとは
  • 渋谷スペイン坂に26年3月にオープンしたスペース。書店でもギャラリーでもなく、本・展示・イベントがゆるやかにつながる場所。訪れた人が本を手に取り、展示を眺め、時間を過ごすことができる。作家・読者・観客といった役割も固定せず、訪れるたびに少し違う関係や体験が生まれる。屋号の「NONLECTURE」は、詩人 E. E. カミングスの『i: six nonlectures』に由来し、何かを教える場というよりも、言葉や作品にふと出会い、それぞれの仕方で受け取れる空間という意味が込められている。形式に縛られず、本やアートをきっかけに人と表現が交差する。

 

【関連リンク】

https://nonlecture.jp

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