小伝馬町のMONO GRAPHY Camera&Artにて、西山萌香写真展 「光と陰、そしてあの夏の風景」が開催される。
本展示は西山が2022年9月から2023年3月まで、オーストラリア・シドニー滞在中に撮影した写真で構成される。
シドニーという街に抱くイメージはどのようなものだろうか。よく晴れた空や美しい海、港町の明るい景色、シンボリックなオペラハウス、或いは美味しい食べ物、動物園の個性豊かな生き物たちなどろうか。西山は滞在を通し、そういったものがあくまで観光客の視点から見た表面的な美しさであることに気づき、むしろ一人見知らぬ街で暮らす中うちに孤独感や焦燥感といった感情を抱くようになる。
本作ではそうした心の揺らぎとともに見えてきた、“美しい”だけではない一夏の風景が写されている。濃厚で落ち着いたどこか懐かしさのある色合いの写真からは、夏の強い日差しとそれが作り出すくっきりとした影、そして作家自身の心に生じた光と影も感じられるようだ。
- 2022年9月から2023年3月まで、私はオーストラリアのシドニーで暮らしていた。
シドニーと聞いて多くの人が思い浮かべる情景は、鮮やかな日差しに照らされ輝く海や、人懐っこいオージーの笑顔などだろう。
確かに、そういった風景は表面的にはとても明るく、開放的で、ポジティブな空気に満ちている。
その一方で、私の内面には、見知らぬ土地で暮らす孤独や、行き場のない焦燥感のようなものが、静かに積もっていった。
この作品たちは、私がシドニーで見つめてきた、まばゆい光の中にひそむ自分の影と、人生でおそらく、たった一度きりであろう特別な夏の感触が写っている。
これらの夏の風景たちが、見る人それぞれの心に寄り添えるものとなりますように。
会場では作品プリントのほか、同タイトルの写真集も販売する。
- ■展覧会情報
- 西山萌香 「光と陰、そしてあの夏の風景」
- 会期:2026年3月19日(木)~4月5日(日)
- 時間:12:00〜19:00(日曜は17:00まで)
- 会場:MONO GRAPHY Camera&Art
- 休廊日:月曜、火曜、水曜
■プロフィール
西山萌香(にしやま・もえか)
1994年生まれ。ウェブディレクターとして勤務する傍ら、人物撮影を中心に撮影業務を行う。自身の作品では、日常生活の風景をモチーフに制作を続け、誰かにとってはありふれた、けれどどこか心が動くような風景を写している。
第50回JPS展優秀賞受賞。
【関連リンク】
https://www.monography.shop/exhibition
| 出展者 | 西山萌香 |
|---|---|
| 会期 | 2026年3月19日(木)~4月5日(日) |
| 会場名 | MONO GRAPHY Camera & Art |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。


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