高木由利子《India, 2004》 ©Yuriko Takagi
Bunkamuraザ・ミュージアムにて高木由利子 写真展「Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。」が開催される。
複合文化施設「Bunkamura」は、「渋谷ファッションウィーク」との共催により、2026年3月10日(火)から3月29日(日)までBunkamuraザ・ミュージアムにて「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」を開催する。入場無料。

高木由利子《Colombia, 2016》 ©Yuriko Takagi
会場となるBunkamuraザ・ミュージアムは「Shibuya Upper West Project」(2029年度竣工予定)における新施設への拡大移転を控えており、本展が現展示室における最後の展覧会となる。
1989年の開館以来、多くの文化・芸術を発信してきたBunkamuraは2023年4月より一部の施設を除き休館中だが、この休館期間を「自由な発想で新たな挑戦を行う機会」と捉え、さまざまな形で文化・芸術の創造と発信を継続している。2024年からは、参画する渋谷の街を舞台にしたイベント「渋谷ファッションウィーク」において、休館中のBunkamura館内で、特徴的な建築空間を活用したアートインスタレーション・プログラムを開催し好評を博した。3回目となる今回は、京都・二条城で開催したKYOTOGRAPHIEでの展示(2023年)や、クリスチャン・ディオールとのコラボレーションも記憶に新しい写真家・高木由利子が、伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を30年にわたり世界各地で撮影してきた〈Threads of Beauty〉シリーズに焦点を当てる。会場構成を手がけるのは、場所が持つ「記憶」を掘り起こし、未来へとつなぐ建築家・田根剛(ATTA – Atelier Tsuyoshi Tane Architects)。テーマ性・先見性・話題性をもった多彩なジャンルの展覧会を開催してきたザ・ミュージアムという空間において、「ファッションとは何か。」という問いをあらためて見つめ直す試みとなる。
■展覧会概要
ファッションとは何か。
その壮大な問いの本質を追い求め、世界各地の伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を、写真家・高木由利子が30年間にわたり撮り歩いた〈Threads of Beauty〉シリーズ。本展では、その集大成の中から精選した100点以上の作品を出展します。「Bunkamuraザ・ミュージアム」を会場に、京都・二条城で開催したKYOTOGRAPHIEでの展示(2023年)に続き、高木由利子との二度目のコラボレーションとなる建築家・田根剛の会場構成により、作品が内包する世界観を体感できる時空を超えた場が立ち上がる。
高木は英国・Trent Polytechnicを卒業しファッションデザイナーとして活動ののち、写真家へ転身。当初は風景やヌードを主題としていたが、やがてファッションブランドとの仕事にも携わるようになる。なかでもクリスチャン・ディオールのアーカイブピースを独自の視点で捉えた作品群は、写真と衣服との関係性に新風を吹き込んだ。近年では、自然現象の不可思議さに焦点を当てた〈chaoscosmos〉シリーズを発表するなど、その活動は多岐にわたる。
衣服や人体を通して、自然界の一部としての「人の存在」を見つめ続ける高木の試みの中でも、本展で展覧する〈Threads of Beauty〉はとりわけ長期間に及ぶ根幹的なプロジェクト。日本における着物のように、世界各地の伝統服が日常生活の場から姿を消しつつある現状を、高木は惜しみつつも、現代の生活様式へと移行する上での自然な営みとして受け入れている。何より高木は〈Threads of Beauty〉を民俗史的な記録としてではなく、被写体となった人々の文句なしの「格好良さ」に魅せられて撮影している。「格好良さ」の追求は、すなわちアイデンティティの探索でもあり、それは渋谷であれ、世界のどこであれ、さらには時代をも超えるいわば永遠の命題とも言えるだろう。本展を通じてその普遍性を感じ、再考する機会となるだろう。
- ■展覧会情報
- SHIBUYA FASHION WEEK 2026 Spring x Bunkamura
- 「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。」
- 会期:2026年3月10日(火)~3月29日(日)
- 時間:13:00~20:00(最終入場19:30まで)
- 会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
- 住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F)
- 休廊日:会期中無休
- 入場料:無料
- 主催:渋谷ファッションウィーク
- 共催:東急株式会社、Bunkamura
- 企画制作:Bunkamura
- メディアパートナー:ARTnews JAPAN、J-WAVE
- 特別協力:東急グループ
- 協力:アワガミファクトリー、小松マテーレ株式会社
- 会場構成:田根剛、マキシム・セロン(ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architects)
- グラフィック・デザイン:長嶋りかこ、鈴木美紅、稲田浩之、小山飛日(village®)
■トークイベント
①3月14日(土)11:00~12:00
高木由利子×小池一子(クリエイティブ・ディレクター)
②3月15日(日)11:00~12:00
高木由利子×高橋悠介(CFCL 代表兼クリエイティブディレクター)
ファシリテーター:名古摩耶(ARTnews JAPAN編集長)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム 展示会場内
参加費無料・要予約
※トークイベント終了後、一般開場前に展覧会を貸切で鑑賞できる
※イベント詳細並びに予約方法等の詳細は、Bunkamuraホームページ、Bunkamuraザ・ミュージアム公式SNS(X、Facebook、Instagram)にて案内
■森岡書店Bunkamuraザ・ミュージアム店
「一冊の本を売る書店」をテーマとする森岡書店が、本展会期中、展示室内に特別出店。高木由利子の新刊写真集や各種書籍、梅田版画工房と高木由利子によるリトグラフ作品、漆皮作家・樋上純とのコラボ作品、ファッションブランド「amachi.」とのコラボ商品などを展示販売する。
■プロフィール
高木由利子(たかぎ・ゆりこ)
東京生まれ。武蔵野美術大学にてグラフィックデザイン、イギリスのTrent Polytechnic にてファションデザインを学んだ後、写真家として独自の視点から衣服や人体を通して「人の存在」を撮り続ける。近年は自然現象の不可思議にも深い興味を持ち、〈chaoscosmos〉というプロジェクトを映像を含め新たなアプローチに挑戦し続けている。
【関連リンク】
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/26_takagi.html
| 出展者 | 高木由利子 |
|---|---|
| 会期 | 2026年3月10日(火)~3月29日(日) |
| 会場名 | Bunkamura ザ・ミュージアム |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。


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