虹色に輝く滝とアマツバメ©高橋海斗
東京赤坂の富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3にて、高橋海斗「Ever-Flowing Life 知床 ―めぐりゆく時の中で―」が開催される。
高橋氏は自然や生き物との出会いのなかで体感した純粋な感動を入り口に、生命の連環や、時の流れとともに移ろいゆく世界を表現し続けている。本展では、7年間知床で撮影を重ねた作品群より、選りすぐりの約20点を展示する。
■写真家からの写真展紹介
18歳で単身“知床半島”に移り住んだ。幼い頃から眺めていた渡り鳥たちに憧れるように、自分が生まれ育った土地から、遠くの世界へと飛び込んでみたかった。そんな衝動に駆られるような決断をしてから、早くも7年が経つ。四季の移ろいのなかで暮らし、さまざまな光景を見つめてきた。
毎年押し寄せる流氷や、森を闊歩するヒグマ、遡上するサケマスに、月夜に声を響かせるシマフクロウ。無数の生命たちが共鳴し、巡る自然に心惹かれ続けている。命が生まれ、そして死んでいくこと。滔々とうとうとした時の流れのなかで繰り返される生命の連環。言葉にしたくても、言葉にしきれない感覚。僕が過ごしてきた時間、出会ってきた一つ一つを紡いで、その少しでも表現できたらと思う。
かつて生きづらさを感じていた自分が、自然の広がりや生命の輝きに出会い救われたように、この展示が誰かの心の中に、そっと穏やかな余白を生むことができたなら嬉しい。
- ■展覧会情報
高橋海斗「Ever-Flowing Life 知床 ―めぐりゆく時の中で―」
会期:2026年1月16日(金)~2月5日(木)
時間:10:00〜19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)
休廊日:会期中無休
会場:富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3
住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ミッドタウン・ウエスト1F- 主催:富士フイルム株式会社
後援:港区教育委員会
企画:合同会社PCT
■ギャラリートーク
1月17日(土)ゲスト :村上仁一(PCT・雑誌『写真』編集長)
1月24日(土) ゲスト:石川 梵(映画監督・写真家)
1月31日(土) ゲスト:関野吉晴(探検家・医師)
※各回13:00から、30〜40分間(参加無料・予約不要)
■プロフィール
高橋 海斗(たかはし・かいと)
1999年、群馬県高崎市生まれ。
幼い頃より山登りやキャンプなどを通じて、多くの自然と触れあいながら育つ。小学生の頃から野鳥や写真撮影に興味を持つ。高校卒業後、以前より憧れていた北海道知床半島に移住。知床で6年間暮らし、「生命」「美」「つながり」「時間」を主なテーマとして、野生動物や風景を撮影。近年は、アラスカ、スヴァールバル諸島など、海外の撮影にも力を入れている。2024年からフリーランス。NHKの自然番組の制作に関わりつつ、写真家としての活動を続けている。
【関連リンク】
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/260116_03.html
| 出展者 | 高橋海斗 |
|---|---|
| 会期 | 2026年1月16日(金)~2月5日(木) |
| 会場名 | フジフイルム スクエア |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。


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