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top 本と展示展覧会ピックアップ美術館「えき」KYOTOで「今森光彦 にっぽんの里山を旅する」が開催

美術館「えき」KYOTOで「今森光彦 にっぽんの里山を旅する」が開催

2025/12/14

美術館「えき」KYOTOで「今森光彦 にっぽんの里山を旅する」が開催される。
 
世界の熱帯雨林、砂漠、そして日本国内の自然環境まで、自然と人の関わりをテーマに美しい映像と親しみやすい文章で伝え続ける今森光彦。今森は琵琶湖をのぞむ田園風景の中にアトリエを構え、写真撮影、執筆、切り絵制作、環境活動など、自然に親しみながら様々な活動をしている。
 
四季折々に違った表情を見せる田んぼの風景や人々の暮らし、そこに息づく輝く生命たち。どこかなつかしい日本人の心の原風景だ。これらは、戦後の高度経済成長以前の日本では、どこでも普通に見られたが、今は、貴重な風景になってしまった。


本展のテーマは、今森が琵琶湖周辺の自然を追った「里山」シリーズの後、新たに取り組んできた「にっぽんの里山」。日本全国で出会った200か所以上の里山の中から作品を厳選し、早春を軸に日本の美しい季節を追った写真展となる。
 
里山をめぐる今森の長い旅は、自然と人が調和する空間を鮮やかに浮かび上がらせ、美しく多様性に富んだこの国の豊かな自然とその価値を、見る人々に伝えてくれる。美しい写真とともに、自然と人の関わりを静かに問いかける展示となっている。

 

  • ■展覧会情報
    「今森光彦 にっぽんの里山を旅する」
    会期:2026年1月2日(金)~2月2日(月)
    時間:10:00~19:30(入館は閉館30分前まで)
  • ※1月2日(金)・3日(土)は18:00閉館 
    休廊日:会期中無休
    会場:美術館「えき」KYOTO
    住所:京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
    入館料(税込): 一般 1,000円(800円)高・大学生800円(600円)小・中学生500円(300円)

 

■プロフィール
今森光彦(いまもり・みつひこ)


1954年、滋賀県生まれ。写真家。琵琶湖をのぞむ田園風景の中にアトリエを構える。自然と人との関わりを「里山」という空間概念で追い続ける。
里山という言葉は、1992年、今森が雑誌で発表して以来、多くのナチュラリストたちに支持され、その後、監修したNHKのハイビジョン番組「里山シリーズ」として発信され、世界に広まった。一方、アマゾンの熱帯雨林、アフリカのサバンナ、オーストラリアの砂漠など、世界各国の自然環境を精力的に取材してきた。また、2006年からは、切り絵作家としての仕事を開始し、作品を多数発表する。ペーパーカットの企画展や作品展は、全国各地の美術館などを巡回している。近年は、ガーデナー、環境農家、里山環境プロデューサーとしても活動をしている。『里山物語』(新潮社)、『今森光彦の里山暮らし12ヶ月』(世界文化社)、『世界昆虫記』(福音館書店)、『里山を歩こう』(岩波書店)、『スカラベ』(Crevis)、『ミツツボアリをもとめて』(偕成社)、『神様の森 伊勢』(小学館)など多くの著書がある。第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞、第56回小学館児童出版文化賞、第42回産経児童出版文化賞大賞など数多くの賞を受賞。
 
【関連リンク】
https://www.mistore.jp/store/kyoto/museum/event_list/event12.html

展覧会概要

出展者 今森光彦
会期 2026年1月2日(金)~2月2日(月)
会場名 美術館「えき」KYOTO

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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