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東京小伝馬町のMONO GRAPHY Camera&Artで山本春花「永遠より少し長い日」が開催

2025/12/04

山本春花「永遠より少し長い日」©Haruka Yamamoto

 

東京小伝馬町のMONO GRAPHY Camera&Artで山本春花「永遠より少し長い日」が開催される。
 
山本氏は人物撮影を中心に各メディアで活躍しており、ライフワーク「乙女グラフィー」シリーズでは自身の「老い」やコンプレックスと向き合いながら、女性たちを生き生きと捉え続けている。
 

©Haruka Yamamoto


今回は旅や日常の中で撮られたスナップ作品群を展示する。
 
あらゆる瞬間を切り取り、永遠に留める”写真”という表現に魅せられながらも、そこにある種の恐れも感じるという山本氏。カラフルでポップな作品には写真と戯れることへの喜びだけでなく、刹那的に過ぎていく時間や自身を取り巻く環境の変化への憂いも見出され、甘さと苦さを伴ったパーソナルな写真との対峙のようだ。

 

©Haruka Yamamoto

 

■作家ステートメント
本展示は、今年4月に開催された写真展『MY LOVE is COOL』の続編です。
4月の展示では公開しなかった未発表写真を中心に、10年以上にわたって撮りためたスナップ写真で構成しています。
写真は、瞬間を永遠にとどめることができます。
その“永遠”は希望のようでもあり、同時に、ほのかな恐怖をはらんでいるようにも感じます。
わたしはその相反する感情――ambivalenceのなかに、自分が生きている証のようなものを見ています。

 

©Haruka Yamamoto

 

会場では、展示作品プリントのほか山本氏による写真集『MY LOVE is COOL』や『乙女グラフィー』などを販売する。また、作品や写真・被写体との向き合い方などについて語るトークイベント(要予約)も開催予定。

 

  • ■展覧会情報
    山本春花「永遠より少し長い日」
    会期:2025年12月4日(木)〜12月21日(日)
    時間:12:00〜19:00(日曜は17:00まで) 
    休廊日:月曜日〜水曜日
    会場:MONO GRAPHY Camera&Art 
    住所:東京都中央区日本橋小伝馬町17-5-2F

 

■トークイベント

日時:2025年12月13日(日)19:30~20:30

参加費:550円(税込)

定員:先着10名

申込:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0223p5zksrt41.html

 

■プロフィール
山本春花(やまもと・はるか)
東京都生まれ。フリーランスフォトグラファーとして雑誌、CDジャケット、広告の撮影などで幅広く活動中。2014年よりブログで女性モデルを被写体としたポートレートシリーズ『乙女グラフィー』の連載を開始。若い女性に対するコンプレックスの解消や自らの「老い」に向き合うことをテーマとしており、同年開催されたアートフェア「台湾フォト」に出展。2018年8月に『乙女グラフィー』(スタンダーズ)、2023年4月に『乙女グラフィー2』(メタ・ブレーン)、2025年4月に『MY LOVE is COOL 』を上梓。


【関連リンク】
https://www.monography.shop

展覧会概要

出展者 山本春花
会期 2025年12月4日(木)〜12月21日(日)
会場名 MONO GRAPHY Camera & Art

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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