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写真家・ヨシダナギが工事現場の仮囲いに映す“渋谷の人”アートプロジェクト「BAG@渋谷二丁目ストリートギャラリー」始動

2025/10/24

東京建物株式会社は、フォトグラファーのヨシダナギ氏が渋谷にゆかりのある多様性溢れる人々を撮り下ろし、解体工事が進む工事現場仮囲いに大規模展示する「BAG@渋谷二丁目ストリートギャラリー」プロジェクト(以下「本プロジェクト」)を開始する。また、本プロジェクトにおける被写体として、2025年10月16日より渋谷にゆかりのある方の一般募集を開始する。撮影された作品は2025年10月31日より順次掲出を行い、2026年4月まで仮囲いに展示される予定。
 
本プロジェクトは本年10月に東京・京橋での営業を終了する「BAG-Brillia Art Gallery-」(以下「BAG」)が特定のギャラリー・スペースを構えるのではなく、プロジェクトごとに展示場所を変えながら、場所の特性に合わせた作品、展示方法を探求する「サイトスペシフィック・ギャラリー」として新たに展開するプロジェクトの第一弾だ。建物が竣工するまでの空白期間を生かし、工事現場仮囲いを通じてその場所の利用者や通行者に日々の暮らしを彩る体験を提供し、地域に新たな価値を創出する。
 
本プロジェクトでは、これまで世界の少数民族やドラァグクイーンなど多様性溢れる個性に光を当てその魅力を表現してきたヨシダナギ氏が、渋谷に暮らす、働く、訪れる人々を渋谷のまちを舞台に撮影する地域参加型のアートプロジェクト。渋谷にゆかりのある人々を被写体として起用することで、開発が進行し変化する渋谷において、「渋谷」というまちの持つ魅力や地域とのつながりを再発見する機会となることを目指す。
 
第1弾では渋谷区観光協会の観光大使を務めるHip Hop ActivistのZeebra氏をはじめとした、渋谷にルーツを持つ個性溢れる人々を起用した作品約10点を展示し、渋谷の魅力を発信する。その後、10月16日からの一般募集に応募した方の中から事務局により選考された方を対象に撮影を行い、11月下旬頃より第2弾作品として段階的に展示。最終的には約20点の作品が展示される予定。
 
なお、一般募集に応募した方の撮影については、10月31日(金)~11月9日(日)に開催されるデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2025(デザイナート トーキョー 2025)」内のイベントとして実施予定。
 

  • ■プロジェクトの概要
    プロジェクト名:BAG@渋谷二丁目ストリートギャラリー
    展示場所:東京都渋谷区渋谷二丁目12番地他
    (東建インターナショナルビル、東建長井ビル跡地)
    期間:2025年10月31日〜2026年4月30日(予定)
    主催:BAG-Brillia Art Gallery-(運営:東京建物株式会社)
    企画・制作:株式会社The Chain Museum、株式会社乃村工藝社、株式会社アーツ・アンド・ブランズ
    後援:一般社団法人渋谷未来デザイン
    協力:株式会社クオラス
    フォトグラファー:ヨシダナギ
    特設サイト:https://art.artsticker.app/bag-s2sg
     
    ■第1弾作品被写体
    ・ 赤荻瞳(渋谷女子インターナショナルスクール校長 / 渋谷区観光協会 観光フェロー)
    ・ あぢゃ(タレント)
    ・ 大嶋悠生(水天一碧株式会社 代表取締役 / 渋谷区観光協会 観光フェロー)
    ・ 金澤憧歩(スケーター / スケートスクール SHIBUYA instant講師)
    ・ カワムラユキ(DJ&プロデューサー / 渋谷花魁オーナー)
    ・ 小宮山雄飛(ミュージシャン / 渋谷区観光協会 観光大使)
    ・ 設楽洋(株式会社ビームス 代表取締役社長)
    ・ 渋谷ザニー(ファッションデザイナー / 渋谷区観光協会 観光大使)
    ・ ジューストー沙羅(プロデューサー・アーティスト / Aww Inc, OpenAI)
    ・ 松村逸夫(古着屋「NUDE TRUMP」オーナー / ヴィンテージショップ「Hypnotique」オーナー /
    のんべえ横丁「BAR PIANO SHIBUYA」オーナー)
    ・ 松本千寿(バスケットボール選手)
    ・ 渡部志保(シブヤスタートアップス株式会社 会長)
    ・ Regine Amaranth(ドラァグクイーン / 代官山アマランスラウンジ マダム)
    ・ Zeebra(Hip Hop Activist  / 渋谷区観光協会 観光大使)
    (五十音順およびアルファベット順、敬称略)
  •  
    ■プロジェクトの被写体一般募集要項
    募集対象:渋谷で暮らす、働く、活動するなど渋谷との深い関わりのある方。
    ※年齢・国籍・職業等不問。未成年の場合は保護者の同意が必要。
    ※応募時に自身と渋谷との関わりについて記入。また、自身の写真を提出。
    撮影者:ヨシダナギ
    撮影日:2025年11月3日(月・祝)
    撮影場所:東京都渋谷区内
    ※詳細は決定後に通知。
    応募方法:特設サイト上の募集ページから応募要項を確認の上応募。
    https://art.artsticker.app/bag-s2sg
    応募期間:2025年10月16日(木)〜2025年10月22日(水)
    選考結果連絡日:2025年10月24日(金)予定
    ※事務局の選考により被写体をお願いする方にのみ、連絡。

 
■ヨシダナギ プロフィール


フォトグラファー。2009年より単身アフリカへ。独学で写真を学び、アフリカやアマゾンをはじめとする世界中の少数民族を撮影、発表。唯一無二の色彩と直感的な生き方が評価され、講談社出版文化賞 写真賞を受賞。2020年には世界中のドラァグクイーンを被写体とした作品「DRAGQUEEN -No Light , No Queen-」を発表。国内外での撮影やディレクションなどを多く手がける
 
■BAG-Brillia Art Gallery-について


2021年10月に東京・京橋にオープンした東京建物のアートギャラリー。BAGでは「暮らしとアート」を一貫したテーマとして約4年にわたり25回の展覧会を開催してきた。
東京建物は、住まいと暮らしを通じて、一人ひとりに「自分らしい豊かさ」を提供するマンションブランド「Brillia」を展開。建物やデザイン、インテリア選びなどはクリエイティブな活動であることから、さまざまなアート作品には暮らしを豊かにするきっかけや可能性が秘められていると考える。BAGはそうした東京建物のアートに対する考え方を具現化する拠点としての役割を担ってきた。
今回、同ギャラリーが所在する東京建物京橋ビルを含む京橋三丁目東地区における再開発に伴い、京橋での開催を終了し、今後は特定のギャラリー・スペースを構えるのではなく、プロジェクトごとに展示場所を変えながら、場所の特性に合わせた作品、展示方法を探求する「サイトスペシフィック・ギャラリー」としての新たな展開を続けていく。
公式サイト:https://www.brillia-art.com/bag/
 
■DESIGNART TOKYO 2025について


DESIGNART TOKYOは「INTO THE EMOTIONS 〜感動の入口〜」をコンセプトに、2017年にスタートしたデザイン&アートフェスティバル。世界屈指のミックスカルチャー都市である東京を舞台に、世界中からインテリア、アート、ファッション、テクノロジーなど、多彩なジャンルをリードする才能が集結し、都内各所で多彩な展示を開催。今年のテーマは「Brave ~本能美の追求~」。時代の転換期に求められる「本能美」を追求した作品が世界中から東京に集結。各展示を回遊しながら街歩きが楽しめる本イベントは、最新のクリエイションに触れられることはもちろん、クリエイターや作品との出会いと感動、そこから生まれる化学反応や、気に入ったものがあれば購入できる作品もあることなど、来場者を含む多くの方々の「感動の入り口」として、今年も都内7エリアで開催。
公式サイト:https://www.designart.jp/designarttokyo2025/
 
【関連リンク】
https://art.artsticker.app/bag-s2sg

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