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東京銀座のCO-CO PHOTO SALONで小城崇史「TOKYO, Multi Layered City -Spinout- Dear neighbors,」が開催

2025/10/01

小城崇史「TOKYO, Multi Layered City -Spinout- Dear neighbors,」©Takafumi Kojo

 

東京銀座のCO-CO PHOTO SALONで小城崇史「TOKYO, Multi Layered City -Spinout- Dear neighbors,」が開催される。

 

「東京を撮りたい」その思いだけで川のほとりに住むようになって、早2年の歳月が流れた。「水の低きに就く如し」と言い表したのは孟子だが、徳川幕府の入府以降町人の町として栄えるこの地域には、人々の心に安らぎを与える何かがあり、その真ん中に位置する川の存在が大きい。そして、その安らぎを享受しているのは人間だけではないことに気付かされたのは、実は割と最近のことだ。聞けば鳥類の生息地として劇的な変化を見せているのは、あの大震災以降だという。一方で、川沿いのテラスに目を向けるとあらゆる生き物がその存在を脅かされることなく過ごす様子が当たり前の光景として展開されており、江戸時代に公布された生類憐れみの令が今も生きているように感じられる。どうやら、水の低きに吸い寄せられるのは人間だけではないようだ。そこで川のほとりにやってくる隣人達=鳥類の姿を、彼ら彼女らの生活域を侵さないようそっと観察することにした。これも、東京に生きる隣人達の一片であることが伝わればうれしい。

 

  • ■展覧会情報
    小城崇史「TOKYO, Multi Layered City -Spinout- Dear neighbors,」
    会期:2025年10月1日(日)~10月9日(木)
    時間:11:00〜18:30(最終日は17:00まで) 
    休廊日:日曜日
    会場:CO-CO PHOTO SALON
    住所:東京都中央区銀座3丁目11-14 ルート銀座ビル 4F

 

■プロフィール
小城 崇史(こじょう・たかふみ)
1962年東京生まれ。写真家
1996年より国内外のスポーツシーンを撮影し続ける一方、2021年開催の東京オリンピック・パラリンピックでは組織委員会フォトマネージャーとして活動。現在もスポーツの現場に立ち続ける一方で、作家活動においてはスポーツ・古典芸能・Cityscapeをテーマとした個展を開催。
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員
一般社団法人日本スポーツプレス協会(AJPS)理事
カメラグランプリ特別選考委員(2024、2025)

【関連リンク】
https://coco-ps.jp/exhibition/2025/08/2529/

展覧会概要

出展者 小城崇史
会期 2025年10月1日(日)~10月9日(木)
会場名 CO-CO PHOTO SALON

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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