坂口トモユキ『GOING HOME』が蒼穹舎より刊行された。
深夜のニュータウンを巡る撮影は、オープンワールド型ネットゲームの世界に没入する感覚に近い。部屋の中でゲームにログインする代わりに、撮影機材を肩にかけてドアを開け、現実のフィールドマップへと探索に出る。(あとがきより)
都会に住む人間ならどこかで見たことがある風景だが、現実感がない。リアリティを失ったリアルが、並行世界のように見えてくる。
■プロフィール
坂口トモユキ(さかぐち・ともゆき)
1969年香川県生まれ。主な写真展に2002年「窓」(PLACE M)、2003年「Rebuild」(コニカミノルタプラザ)、2006年「HOME」(ガーディアンガーデン)、2013年「GOING HOME」(蒼穹舎)などがある。
2007年、Aperture Portfolio Prize優秀賞。写真集『HOME』(2007年、蒼穹舎)で第20回写真の会賞を受賞。
- 坂口トモユキ『GOING HOME』
- 発行日:2025年9月15日
- 発行:蒼穹舎
- 編集:大田通貴
装幀:加藤勝也- 仕様:A4変型、上製本、カラー、60ページ、掲載作品45点
部数:500部
価格:本体4,500円+税
【関連リンク】
http://tatara.sun.bindcloud.jp/sokyusha.com/detail/pg5981962.html
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