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東川町文化ギャラリーで公文健太郎「野を歩く、私を知る」が開催

2025/09/17

東川町文化ギャラリーで公文健太郎「野を歩く、私を知る」が開催される。
 
公文健太郎(1981〜)は、今年写真の町40周年を迎えた東川町の写真の町事業の一つである「写真甲子園」の審査委員を務めた以降も、撮影のため東川町を度々訪れる中で町民と親交を深め、町と強いつながりを持つ写真家だ。
 
本展のタイトル「野を歩く、私を知る」は、「僕が出会って(歩いて)きた人と風景を写真に撮ることによって知ったのは、僕自身のことでした」という彼の言葉から付けられている。本展では東川町の暮らしに切り離せない「農」をはじめとし、日本の原風景を撮影し続けている公文健太郎の「野」となる作品を中心に展示する。

 

カメラを手にたくさんの場所を歩いてきました。
初めは遠く海の向こうから始まりましたが、
いつのまにか自分の足元を見つめるようになりました。
撮っているものはずっと変わっていません。
食べるものが育まれる農の風景、
土地に根ざした人々の暮らしです。
僕はどんな場所に生まれ、何に生かされているのか。
野を歩き、いつも考えています。 
——— 公文健太郎

 

この写真展が鑑賞者一人一人の「私(あなた)を知る」ことにつながり、今一度「私」に問いを立ててみる機会となるだろう。

 

  • ■展覧会情報
    公文健太郎「野を歩く、私を知る」
    会期:2025年9月16日(月)~10月5日(日)
    時間:10:00〜17:00
    休廊日:会期中無休
    会場:東川町文化ギャラリー
    住所:北海道上川郡東川町東町1丁目19番8号

 

■アーティスト・トークイベント
Vol.1「野を歩く」
日時:2025年9月20日(土)15:00〜16:30
登壇者:クリス智子(ラジオパーソナリティ)× 公文健太郎(写真家) 
農業のある風景を歩いてきたことを振り返りながら、食や暮らしについて話す。

 
Vol. 2「私を知る」
日時:2025年9月21日(日)10:00〜11:30
登壇者:小髙美穂(キュレーター)×公文健太郎(写真家)
本展を読み解きながら、写真を撮ること、鑑賞することについて話す。
 
Vol. 3「写真を撮る」
日時:2025年10月4日(土)14:00〜15:30
登壇者:萬田康文(写真家/東カワウソ)×公文健太郎(写真家)
司会:畠田大詩(編集者)
写真を通して世界を知ることが、”私を知る”ことに繋がっていく。本展の写真を題材にしながら、写真の普遍的な価値について、二人の写真家の目線から語る。

※いずれも参加費無料
 
■プロフィール
公⽂健太郎(くもん・けんたろう)
写真家。1981年⽣まれ。ルポルタージュ、ポートレートを中⼼に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に「⼈と⾃然の接点」をテーマに主に⼀次産業の現場を取材。⽇本全国の農⾵景を撮影した『耕す⼈』、川と⼈のつながりを考える『暦川』、半島を旅し⽇本の⾵⼟と暮らしを撮った『光の地形』、瀬⼾内の島に起こる過疎化をテーマにした『NEMURUSHIMA』などを発表。最新作として⽗との関係性を通して⼀年間をかけて撮影したスナップ写真集『煙と⽔蒸気』がある。2012年『ゴマの洋品店』で⽇本写真協会賞新⼈賞受賞。2024年⽇本写真協会賞作家賞受賞。

https://www.k-kumon.net
 
【関連リンク】
https://higashikawa-town.jp/bunkagallery/topics/318

展覧会概要

出展者 公文健太郎
会期 2025年9月16日(月)~10月5日(日)
会場名 東川町文化ギャラリー

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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