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名古屋市美術館で「藤田嗣治　絵画と写真」が開催

2025/09/21

名古屋市美術館で「藤田嗣治　絵画と写真」が開催される。

藤田嗣治（1886-1968）は、エコール・ド・パリの寵児として世界的に活躍した画家です。そんな藤田が、数多くの写真を残したことはほとんど知られていない。本展では、「写真」を軸に藤田の絵画制作を再考し、絵画と写真が交差する創造の軌跡を追う。

若いころからカメラを所有していた藤田は、生涯にわたって数千点の写真を残した。それらは、思い出の記録として撮影されたばかりでなく、藤田はそうした写真から人々の相貌や衣服、動物、建物などを選び出し、自在に組み合わせて絵画化することもあった。本展では、代表作とその素材となった写真を併せて展示する。

藤田においては、画家自身の姿を写したセルフポートレイトも豊富だ。オカッパ頭に丸眼鏡とちょび髭のアイコニックな容貌は、自画像と写真によって広く流布し、藤田の名声に一役買うことになった。写真というメディアの力にいち早く気づいていた藤田は、戦略的な自己演出にも長けていた。

描くことと撮ること、そして撮られること。藤田の様々な視点が、絵画と写真の間に行き交う。多数の日本初公開を含む写真とともに、藤田作品の知られざる魅力が楽しめる。

■展覧会情報
「藤田嗣治　絵画と写真」
会期：2025年9月27日（土）～12月7日（日）
時間：9:30～17:00（金曜日は20:00まで（入場は閉館の30分前まで）
休廊日：月曜日（10月13日、11月3日、11月24日は開館）、10月14日（火）、11月4日（火）
会場：名古屋市美術館
住所：愛知県名古屋市中区栄2-17-25
観覧料（前売・団体）：一般 1,600円、大学生・高校生 800円、中学生以下無料

観覧料（当日）：一般 1,800円、大学生・高校生 1,000円、中学生以下無料

_{※団体割引料金は20名以上に適用、いずれも消費税込。}
_{※障害のある方、難病患者の方は、手帳（ミライロID可）または受給者証の提示により本人と付添者2名まで、当日料金の半額で閲覧可。}
_{※高大生チケットあるいは障害者チケットを購入された方と中学生は、当日美術館の受付で証明となるもの（学生証、障害者手帳など）を提示。}
_{※名古屋市交通局発行の「ドニチエコきっぷ」「一日乗車券」「24時間券」を当日利用して来館された方は100円割引。}
_{※「名古屋市美術館常設展定期観覧券」の提示で当日料金から200円割引。}

_{※いずれも他の割引との併用はできない。}
_{※会期中、本展の観覧券で常設展も閲覧可。}

■関連イベント
・記念講演会「藤田嗣治と写真ー記憶、追憶、家族」
日時：2025年9月27日（土）13:00～（約90分間）
講師：佐藤幸宏（札幌芸術の森美術館館長、本展監修者）

・学芸員による解説会

日時：
①10月11日（土）、10月25日（土）、11月22日（土）各日14:00～（約60分間）
②11月14日（金）18:00～（約60分間）
講師：
深谷克典（名古屋市美術館参与）①10月25日（土）、①11月22日（土）
森本陽香（名古屋市美術館学芸員）①10月11日（土）、②11月14日（金）

・ボランティアによるギャラリートーク
会場内の作品数点を、当館ボランティアと話しながら楽しむ。展覧会入場券で参加できる。
実施日：10月12日（日）、10月26日（日）、10月31日（金）、11月2日（日）、11月3日（月・祝）、11月16日（日）、11月23日（日）、11月24日（月・休）、11月30日（日）、12月6日（土）

開始時刻：10:30～／13:00～（約45分間）

・ワークショップ「写真でオリジナルTシャツをつくろう！」
日時：2025年11月25日（火）10:00～11:30／13:00～14:30
対象：小中学生 ※スマートフォンを使用するため、必要に応じて保護者が同伴（制作は子どものみ）
定員：各回20名（事前申込・先着順）
参加費：一人300円（現金のみ）
持ち物：
・自分のサイズにあったTシャツ1枚（綿50％以上、白地、厚手のもの。半袖/長袖は問わない）
・スマートフォン1台（インターネット通信が可能なもの）

【関連リンク】
https://www.nagoyatv.com/program_event/foujita25.html