東京・銀座のギャラリー新居東京にて、生誕100年 丹野 章 写真展『地底のヒーローたち』より」が開催される。
1925年生まれの丹野は、戦後日本の写真表現を象徴する写真エージェンシー「VIVO」のメンバーとしても知られている写真家。
今回の個展では生誕100年を記念して60年代の代表作「地底のヒーローたち」を紹介する。「地底のヒーローたち」は1960年代半ばに開始され、長崎県高島炭鉱の労働者を撮影した作品群で過酷な労働のなか奮闘する人々の姿が捉えられている。
ヴィンテージプリントを中心に初期の作品を見て頂ける貴重な機会となる。
- ■展示概要
- 生誕100年 丹野 章 写真展「地底のヒーローたち」より
- 会期:2025年9月6日(土)~9月27日(土)
時間:11:00~18:00- 会場:ギャラリー新居東京
- 休廊日:日曜、月曜、祝日
■プロフィール
丹野 章(たんの・あきら)
1925年8月8日、東京に生まれる。1947年、大内写真工房に入社、大内英吾のもとで広告写真にとりくむ。日本大学専門部芸術科で写真を専攻、1949年卒業。1951年に独立、フリーランスとなる。1957年、写真評論家・福島辰夫による企画、第一回「10人の眼」展に〈サーカス〉連作を出品。同会のメンバーの川田喜久治、佐藤明、東松照明、奈良原一高、細江英公と1959年、VIVOを結成。初めての写真集として『ポリシヨイ劇場』(音楽之友社、1958年)を刊行するなど、舞台写真から身体表現へと関心を広げ、その他の写真集に70年代から長くとりくんだ主題による『壬生狂言』(イメージハウス、1990年)、『壬生狂言』(光陽出版社、1992年)、『日本で演じた世界のバレエ 1952-1972』(イメージハウス、1995年)などがある。また炭鉱や基地問題など社会的主題の取材にも取り組み、日本リアリズム写真集団にも参加、1989年から2001年まで理事長を務めた。1998年、第48回日本写真協会賞功労賞を受賞。2015年8月5日急性肺炎のため八王子市内の病院で死去した。享年89。
死去の翌月、初期作品による写真集『昭和曲馬団』 (禅フォトギャラリー、2015年)が刊行され、 刊行記念の個展(東京・禅フォトギャラリー) が開催されるなど、晩年その仕事への再評価が始まっていた。
【関連リンク】
https://www.gallery-nii.com/akira-tanno_2025/
出展者 | 丹野 章 |
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会期 | 2025年9月6日(土)~9月27日(土) |
会場名 | ギャラリー新居東京 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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