©NUNOGAKI Masakuni
大阪のgallery 176で布垣昌邦「彼岸_02」が開催される。
1995年阪神大震災が起こった時は、15歳の中学生でした。今から改めて考えると、自分の記憶の範囲では、ここから地震災害など始まったような気がします。2002年の学生の頃、妹尾豊孝さんの「神戸西へ東へ」を見てから神戸を撮り始めました。妹尾さんの神戸は、震災当時の日常が写真に写っていて、学生時代影響を受けた事を覚えています。しばらくは、京都、大阪をとる事に集中していましたが、2025年の令和になり、阿部淳さんの「こうべ」を見て、改めて神戸の写真を見直すきっかけになり今に到ります。大阪で生まれ育った45歳の自分から見る神戸は、震災復興のイメージというよりは、子供や女の子が元気な街のイメージの方が、自分にとっては現実的な神戸に感じます。写真を始めて23年撮り続ける事で見えてくる、京都、大阪、神戸の都市の循環、人のめぐり。生まれは、兵庫(父系)で、(母系)が京都になり、育ったのは大阪です。血の濃い街を撮影し、住んでる者が住んでる距離感で写真に残す事で、自分の存在を記録する意味を感じて撮り続けていきたいです。
ゼラチンシルバープリント(大四切)20点を展示予定。
- ■展覧会情報
布垣昌邦「彼岸_02」
会期:2025年9月19日(金)~9月28日(日)
時間:13:00〜19:00
休廊日:9月24日(水)、25日(木)
会場:gallery 176
住所:大阪府豊中市服部元町1-6-1
■プロフィール
布垣 昌邦(ぬのがき・まさくに)
1979年生まれ
大阪府茨木市在住
写真家
2003年 ビジュアルアーツ写真学科夜間部卒業
2007年 コニカミノルタフォトプレミオ受賞
2008年 洛中洛外観察日記 個展(gallery 176)
2012年 生と志(How are you photography展·同時代ギャラリー)
2014年 noah(ギャラリー10:06)
2015年 route_31(How are you photography展·同時代ギャラリー)
その他、現在までコンスタントに個展開催
【関連リンク】
https://176.photos/exhibitions/250919/
出展者 | 布垣昌邦 |
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会期 | 2025年9月19日(金)~9月28日(日) |
会場名 | gallery176 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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